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[見所]
ジェット・リーの犯罪アクション映画の傑作。当時はリー・リンチェイ(李連杰)名義。
北京に住む潜入捜査官クン(ジェット・リー)は捜査のため香港に向かう。家族にも潜入捜査官ということは秘密にしており、病身の妻と幼い息子を北京に残す。クンはいつも北京に残してきた妻子を心配していた。
クンは香港では大物ギャングの手下になっていたが、そのクンに命を救われた女性警部(ナイタ・ムイ)は、クンの正体を探るべく北京に潜入捜査に赴く。そこで、彼女はクンの妻子と仲良くなり、面倒を見るようになる。
原題:给爸爸的信 英題:The Enforcer/ My Father is a Hero (1995)
香港映画 105分(香港劇場公開:1995.3.2)
邦題:D&D 完全黙秘(日本劇場公開:1996年9月)
ジャンル:アクション、犯罪、ドラマ、サスペンス
監督:コリー・ユン(元奎)
脚本:サンディ・ショウ(王晶)
製作総指揮:ジミー・ヒョン(向華勝)、チャールズ・ヒョン(向華強)
音楽:ジェームズ・ウォン(黃霑)、マーク・ライ(雷頌德)
[出演]
ジェット・リー当時はリー・リンチェイ(李連杰): クン・ウェイ(鞏偉)
アニタ・ムイ(梅艷芳):アニー・フォン(方逸華) 香港警察女性警部
ユー・ロングァン(於榮光):ポー・グアン( 甫光)、中国ギャングのボス
シー・ミャオ(謝苗):クン・クー(鞏固)、クンの息子
ブラッキー・コー(柯受良) :ヘイ(小黑)、ギャングの手下だがクンの仲間になる男
ダミアン・ラウ(劉松仁) :チャン警部(鄭警司)、フォンの上司で不倫相手
ケンロー・ワイコン(盧惠光):ボーの手下
コリン・チョウ(鄒兆龍):ボーの手下
ユイ・ナンナン(佘南南) :リー・シャア(李夏)、クンの妻
[ストーリー]
北京で暮らすクン・ウェイ(ジェット・リー)は病弱な妻シャアとクンフーを習っている息子クーと暮らしている。クンは潜入捜査官だが家族にも内緒で、家族はクンは心は優しいが何か怪しい仕事についていると思っていた。
クンは上司から本土と香港を縄張りにしているギャング組織の捜査の貯め、香港出張を命じられる。クンは家族の目の前で警官に逮捕され、組織の手下ヘイと同じ留置場に入れられる。クンはヘイと一緒に留置場を脱走、香港に密入国する。
クンの妻シャアは寝たきりになり、クーが一人で看病することになるが、クンはその事を知らされず、またクンはクーと連絡を取ることも出来なかった。
ヘイはクンを自分のボス、ボー・グアンに引き合わせる。ボーはクンのことが気に入る。ボーの命令でクンは爆弾の取引に立ち会うことになる。ボーは爆弾が欲しいのだが、金は払うつもりはなかった。クンたちは爆弾の入手したあと、銃撃戦を始める。
銃撃戦の現場に香港警察の女性警部フォン(アニタ・ムイ)が居合わせ、彼女はクンを追いかけることになる。フォンはクンを追い詰めるが、街頭の上から落ちそうになる。フォンはクンに命を助けられるが、その事を不思議に思う。現場に居合わせた一般人がクンの素顔を撮っており、香港警察はクンは北京からの不法移民だということを突き止める。上司の命令でフォンはクンの身元を探るために北京の向かう。
北京で潜入捜査をするフォンはクンの妻子と仲良くなり、クンは北京の潜入捜査官であることを確信するようになる。やがてシャアは病死してしまい、シャアに託された手飼いを持って、シャアはクーを父親に合わせるために香港に密入国させる。
[感想]
香港映画らしく、登場人物はほぼ全員クンフーの使い手。ジェット・リーはワイヤーアクションを使っている。
中心になっているのは父子の絆の話で、クンの息子クーは何があっても父親のことを信じている。その健気なクーを演じるシー・ミャオ(謝苗)の演技が素晴らしい。
細身の美人のアニタ・ムイ(梅艷芳)は歌手としても有名。残念ながら2003年に41歳で子宮頸癌で死亡している。
[補足]
原題の「给爸爸的信」は「お父さんからの手紙」の意味。劇中に病気の母親を励ますためにクーは父親から来たという手紙を読むシーンがある。
邦題のD&Dは"deaf and dumb"(聞かない、見ない)のことらしい。
とにかく映画の中身が分からないだけでなく、タイトルの意味さえ不明な邦題で、これではこの映画が日本でヒットしなかったのは当然。
[おすすめ]
犯罪アクション映画の傑作。
DVDやレンタル、ネット配信で見られる
日本語版映画予告編: 映画『D&D 完全黙秘』 日本版予告編
[ソフト]
香港版Blu-ray
音声:広東語、北京語
字幕:英語、繁体字
画質・音質とも悪くない
日本版DVDが発売されているがBlu-rayは未発売
いろんなネット配信で見られる