大好きなおばあちゃんが亡くなりました。

ホント、突然。

昨日大笑いして、一緒に散歩して、
いつものよーにマッサージしてもらって…

交通事故でした。
もちろんニュースにもなった。

かなりの認知症があったおばあちゃん
夜も徘徊。昼間も常時不穏は当たり前。

自分が話かけると、
どんなに不穏だろーが笑顔になってくれた。
マッサージが得意で、
言わずともピンポイントでほぐしてくれたり…

面倒くさがって近寄らない人ばっかで
認知症のおかげで友達も作れなかった…

勝手な思い込みだけど
自分と向き合ってる時が楽しみの一つになってたんだと思います。
ご主人といつも一緒。
昔人間のご主人はいわゆる亭主関白。
ご主人も、自分の事は信用してくれて
誰にも頼まなかった奥さんのお世話を任してくれてた。


今年の初め、ある事件に巻き込まれた時
ちゃんと守ってあげられなかった事が本当に後悔。
そこも認知症のせいかな…
すっかり忘れていつもの笑顔を見せてくれたおばあちゃんを見る度に胸が痛んで、これからはしっかりとこの人の為に何かしてあげようって思ってたのに…

あれからまだ3ヶ月よ。
自分はおばあちゃんに何もしてあげれなかった。
いつも笑ってくれたのに…
マッサージしてもらってばかりで…
自分はおばあちゃんに一つでも何かをしてあげられたんだろうか。
悔やんでも悔やみきれない悔しさに押し潰されそうです。

昨日は雨が降ってました。
夜中の3時。
どうして?なぜ昨日なの?なんで徘徊した?
真夜中に徘徊して車にはねられるなんて…

認知症とは…
こういう方達に携わる仕事で、国家資格も取り、楽しく仕事してるけど…
楽しい気持ちとかやる気よりも
関わった人が突然いなくなるってのは
何倍も辛くて苦しくて…

今更ながらに
自分には向いてないんだと痛感します。
何度も別れを経験したのに全く慣れなくて
涙も枯れません。


それでも、この仕事しか出来ないんだ。
これから先もある別れと戦って
何度立ち上がればいいのかな…。

でも、人との永遠の別れに涙を流せない人間にはなりたくないから立ち上がらなければいけないんだろうな。


最後に…
自分は何もしてあげれなかったけど
心開いてくれてありがとう。
笑顔を見せてくれてありがとう。

お父さんの事は大丈夫だよ。
お母さんの分までちゃんと守るからね。


どうか安らかに…。
本当にありがとうございました。