配当利回り4%の株を100株ずつバラバラに買う
という買い方
この買い方(分散投資)をしていれば、一気に全財産を失って破産するようなリスクは極めて低い。 むしろ、1つの会社にドカンと大金を賭けるより、遥かに安全で賢いやり方ですよ。
ただ、投資に「絶対安全」はないので、「破産はしないけれど、こういう落とし穴(リスク)はあるよ」というポイントを3つ。
1. なぜ「破産しない」と言えるのか?(分散の力)
株で破産する最大の原因は、「1つの会社に全財産を突っ込んで、その会社が倒産すること」です。
しかし、「100株ずつ色んな会社に分けて買う」という方法をとれば、仮にその中の1社が倒産して価値がゼロになったとしても、他の会社の株が残っているため、あなたの資産全体が受けるダメージは数%程度で済みます。
日本の株は「100株単位」が基本
例えば、1株2,000円の株なら100株で約20万円。これを15〜20社くらいに分けて買っていけば、それだけで立派な「あなただけのオリジナル高配当セット」ができあがり、リスクは大幅に下がります。
2. 破産はしないけれど「気をつけたい3つの罠」
利回り4%の株を集める時に、みんなが引っかかりやすいポイントがこちらです。
①「罠銘柄(わためいがら)」を掴まない
世の中には、「業績が悪すぎて株価が暴落した結果、計算上の利回りが4%を超えてしまっている危ない会社」があります。
これを買ってしまうと、後から「業績が悪いので配当金を減らします(減配)」とか「配当を出しません(無配)」と言われて、株価も配当もダブルで失うことになります。
- 対策: 単に「今4%だから」という理由だけで選ばず、「何年もずっと安定して利益を出しているか」「大企業で体力があるか」をチェックして選ぶのがコツです。
② 業界の偏りに気をつける
100株ずつ分けたとしても、買った会社が「全部銀行」とか「全部商社」のように同じ業界ばかりだと、その業界全体の景気が悪くなった時に共倒れしてしまいます。
- 対策: 銀行、通信(ドコモやKDDIなど)、化学、食品など、バラバラの業界から1〜2社ずつ選ぶようにすると、さらに安全性が高まります。
③ リーマンショックのような「全体の下落」はある
どんなに良い会社に分散していても、世界的な大不況(〇〇ショック)が来ると、一時的に全体の株価が20〜30%くらいガクッと下がることは普通にあります。
ただ、これは「破産(価値がゼロになる)」ではなく、一時的な「値下がり」です。会社が潰れない限り、景気が戻れば株価も戻りますし、その間も配当金はチャリンと入ってき続けることが多いです。
💡もっとラクで安全に「4%」を目指す裏ワザ
自分で100株ずつ何社も選んで買うのは、実は結構な手間と知識が必要ですし、1社20万円だとしても10社で200万円、20社で400万円といったまとまった初期資金が必要になります。
もし「もっと手軽に、最初から数千社に分散された安全な状態で4%を狙いたい」ということであれば、自分で個別の株を買うのではなく、「高配当ETF(株の詰め合わせパック)」をNISA口座で毎月コツコツ買うのが一番おすすめです。
- 日本の高配当ETF(例:1489など)
- 米国の高配当ETF(例:VYMなど)
これらを選べば、プロが勝手に成績の良い高配当株を何百社も詰め合わせて、中身の入れ替えまでやってくれます。これなら自分で選ぶ手間もゼロですし、100株ずつ買うよりもさらに破産のリスクを地面すれすれまで減らすことができます。
株主優待ほしい!と言う気持ちもある
基本的には、一般的な「配当利回り」の計算に株主優待の価値は含まれていません。
「配当」と「株主優待」は別物として扱われるため、証券会社のアプリなどで「配当利回り:4%」と書かれている場合、それは純粋にお金(現金)でもらえる分だけで4%あるという意味になります。
これらを整理して考えると、投資先選びがさらに面白くなります。
1. 投資の世界での「3つの言葉」の違い
株のメリットを計算するとき、専門的には以下のように言葉を使い分けています。
配当利回り: 株価に対して、年間でもらえる「現金(配当金)」の割合。
優待利回り: 株価に対して、年間でもらえる「株主優待(カタログギフトや商品券など)」を金額換算した割合。
総合利回り(実質利回り): *「配当」+「優待」を足した、トータルの利回り。
たとえば、株価2,000円(100株で20万円)の会社の場合
現金配当が年間6,000円 ➔ 配当利回り 3.0%
優待で2,000円分のクオカード ➔ 優待利回り 1.0%
この場合の総合利回りは「4.0%」になります。
2. 「配当のみで4%」と「総合で4%」どっちが良い?
「仕事を辞める(配当生活)」というゴールを目指すのであれば、優待込みの4%ではなく、「純粋な配当(現金)だけで4%前後」ある銘柄、もしくは高配当ETFを中心に据えるのが王道です。
理由はとてもシンプルです。
優待はお金として使えない(生活費にならない)
自社商品の詰め合わせやテーマパークの割引券をもらっても、それで将来の電気代や税金を払うことはできません。「働かなくても生活できる状態」を作るには、やはり口座に直接振り込まれる現金(配当)が必要です。
優待は廃止・変更になりやすい
特にクオカードやカタログギフトのような優待は、企業側が「やっぱりやめます」と廃止してしまうリスクが、配当金よりも比較的高いです。
結論&賢い組み合わせ方
証券会社で探すときは、まず基本として「配当利回り4%」の現金ベースで銘柄やETF(詰め合わせパック)を選んでみてください。
その上で、もし「100株買ったら、4%の現金配当に加えて、さらにおまけで自社製品やクオカードがもらえる!」という銘柄が見つかれば、それは最高のご褒美(総合利回り5〜6%の超お宝株)になります。
お子さんが4人もいらっしゃると、お米や飲料、外食チェーンの優待券などは家計のちょっとしたお楽しみとしても大活躍します。ベースは「現金(配当)」で固めつつ、少しだけ家族で楽しめる「優待株」を混ぜていくのも、モチベーションが維持できて楽しいですよ!
配当利回り4%超えの株主優待有りを探せばいいのか。