母うさこさんが、お腹のガスがたまって、
『オ〇ラ』が出て困るというので
コレは、という炭の粉を勧めてみた。
炭の粉はそうした腸の具合を整えるというので、
オーガニックの店などで売っているのです。
飲みやすいカプセルのもあるんですが、
粉がそのまま容器に入っていて、お匙ですくって飲むのもあります。
そこで、そういえばと、
前に娘が買って残っていたのを思い出して見つけてきました。
小さじですくって母に飲ませるんですが、
少しでもこぼれたりすれば、当然『炭』ですから、
手も衣類も汚れるので気をつかいます。
それならオブラートでもあれば便利かもと、
翌日、薬局へ行ってみました。
以下がそのやり取りなり。
「スミマセ~ン、オブラートありますか?」
「はぁ? なんですか?」
「オブラートです。フランス語で何て言うんだろ。オプラかな?」
「何するもんですか?」
「薬とか、粉なんか飲みにくいものを包んで飲めるんです」
「飲んで後から出すんですか?」
「いやいや、薄~い紙みたいなんですけど、食べられるんですよ」
「そんなの知りませんよ」
「やー、ワタシが子供の時からあるし、
もっと昔からあるんですけどねー。
飲み込みにくいものは、それで飲めるし。」
「知りませんね。
そんな便利なものがあったら、見てみたいです。
画期的なものじゃないですか?!!」
薬屋さんはその場でネット検索をはじめました。
すると、すぐにそれらしき写真が見つかりましたが、
すべて日本のものでした。
それで私も家に帰ってから調べてみると、
素晴らしい事実が判明しました。
なんとオブラートというのは、日本で発案されたものだったというのです!!!!
『三重の 小林政太郎が1902年に製品化』とありました。
母にも話したら、当然、小さい頃からあったと言います。
まぁ現在は、薬といってもカプセルが主流になって、
オブラートの出番も少なくなっているようですがね。
それにしても、意外なことからすごい史実を知って、
「日本人ってスゴイよねぇ」
とうさこさんと感心することしきり。
夕飯の時、炊飯器の中にできたごはんの膜(あのカサカサしたヤツね)を見ても、
「あっオブラートみたいっ」とか叫んでしまいましたョ。
当のオブラートに関しては、
そんなわけで仕方なく日本から取り寄せて買いましたが、
今は更に便利に『袋状』になってるんですね。
至れり尽くせりですなぁ、日本のアイデアは。
今度あの薬局員に見せてあげようか。
日本人の頭は画期的なんだよ、って言ってね。笑