父親のお昼寝中に母親が小声で話しかけてきた。
父の背中にサロンパスサイズの黒い四角い《しみ》のようなものができた……と。
どうやらたまにピリピリ痛むらしい。
放射線治療からはだいぶ時間もたっているし、そもそも体の中でそこだけ四角く黒くなるものなのだろうか……。
お盆休み中には1度嘔吐もあったらしい
心配は心配だけれど、父が心配かけまいと、そのような事を私に話してくれなかったことが悲しかった。
一緒に戦いたいけれど、隠すのはやはり父親の優しさなのだろうか……。
次のキイトルーダまで日にちがあるので、副作用かどうかもそれまでわからないという、なんともモヤモヤな日々になりそうだ