http://www.hochi.co.jp/sports/sumo/20171130-OHT1T50036.html

大相撲の横綱・日馬富士(33)=伊勢ケ浜=が29日、福岡・太宰府市内で会見して現役引退を表明した。秋巡業中に起こした同じモンゴル出身の前頭8枚目・貴ノ岩(27)=貴乃花=への暴行問題の責任を取って日本相撲協会に引退届を提出し、受理された。将来は親方として後進の指導にあたる夢を持っていたが、引退時に日本国籍を取得していないためかなわず。17年間の土俵人生が不本意な形で終わり無念さをにじませた。

 日馬富士は、目を赤くしながら謝罪の言葉を口にした。「貴ノ岩関にけがを負わせたことに対し横綱としての責任を感じ、本日をもって引退をさせていただきます」。日本中を騒がせた暴行問題を謝罪すると、隣にいた師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)と23秒間、フラッシュを浴びながら深々と頭を下げた。

 暴行問題が調査中の段階で突然の引退劇。発覚直後から横綱としてけじめをつけるつもりでいたが、土俵で戦う仲間たちを思い沈黙を守り続けた。「場所を力士たちに最後まで頑張っていただきたいなと思っていたので(発表が)本日になりました」。その前に引退届を出さなければ、新番付にしこ名が載ってしまう初場所(来年1月14日初日・両国国技館)の番付編成会議に合わせて引退届を提出した。

 将来は親方として大相撲の発展に尽くす夢があった。関係者は「彼はこの事件がなければ協会に残るつもりでいた」と明かした。白鵬と同じく日本に帰化し、年寄名跡を取得して指導者になることを希望していたという。

 横綱は特権として5年間は現役時代のしこ名のまま親方になれるが、引退時点で日本国籍を取得していることが条件。一度協会を離れれば復帰できず、公式に相撲協会に関わる仕事にもつくことはできない。「相撲があっての私。相撲に恩返しして、勝負していきたいなという気持ちはありました」という言葉には無念の思いが凝縮されていた。

 10月25日夜に起きた鳥取市内での事件にも言及した。「お酒を飲んだから起きた事件ではない」。貴ノ岩は早くに親を亡くしたもの同士、目をかけてきた弟分。礼儀を守る大切さを指導しようとした結果、手を上げた。翌日には貴ノ岩が「お兄さんがいることに感謝しているよ。気を付けて頑張るよ」と言い、握手して和解したことも明かしたが「こんなことになってしまった」と悔やんだ。“愛のムチ”のつもりだったが、暴力に対する世間の風当たりは厳しく、品格が重要視される横綱だけに引退は避けられなかった。

 元小結の旭鷲山氏は28日夜、貴ノ岩とみられる人物の頭頂部の写真を公開していた。27日の横綱審議委員会で厳しい処分を科すことが検討され、引退勧告を受ける可能性もあったが自ら身を引いた。横綱の引退は10年の朝青龍以来で、白鵬、稀勢の里、鶴竜とそろった4横綱時代はわずか5場所で幕を閉じた。会見後は都内に戻った。「日本を愛しています。ファンの皆さま、心からお詫(わ)びを申し上げたい。そして感謝を申し上げたい」。新入幕も大関昇進も新横綱もすべて九州。予期せぬ突然の幕引きまで同じ場所だったのも、運命だったのかもしれない。

今の時代は何があっても暴力振るえば厳しい処罰が与えられますね。

手を出したほうがもちろん悪いが、手を出せさた人はまったく責任はないのか?

なぜこうなったのかすべての理由が知りたいな