譜面をよく見ると、いずれの小節も3拍目の頭が休符になっています。その前後で偶数打が連続しており、心地よい躍動感を与えています。
8小節目のフィルインは3拍目まですべて縁で統一されており、譜面に変化を起こしダレさせない効能を果たしています。
最初の3打はオルガンに合わせたメロディ譜面、直後のdkkdはドラム譜面に少し肉付けしたものです。次の小節の最初の縁と直前に小節線を跨いでる縁、この2つの単音の縁はメロディがなく少し薄く聞こえる小節線間際を表してるものだと思います。音符の密度で曲の賑やかさを演出する技法ですね。
縁の後にくる面3つは言わずもがなオルガンに合わせたメロディ譜面で直後に偶数打の縁が来ますが、これは直前の面2つの塊に呼応しているものだと考えました。呼応は様々な箇所で用いられています。
実際に3小節目のドラム譜に肉付けした箇所、1回目はdkkdなのに2回目はkddkとあべこべになっていますね。これも1回目に呼応したパターンと言えます。こうする事で譜面の無駄な繰り返しを避け、完成度の高い譜面へ昇華できるのです。
最初の縁2つはブラスに合わせたメロディ譜面、直後に続く単音と偶数打の組み合わせはオルガンに合わせたメロディ譜面です。オルガン合わせの箇所をよく見ると音程の高い、強調された箇所に縁がある事がわかります。面と縁でメロディを表現する例ですね。
直後に続く譜面は先ほど解析したものなので詳しくは見ませんが、よく見ると先ほどからの2打の複合はいずれも単色のみで構成されている事がわかります。おそらく2色使ったら譜面が汚く見える事を危惧した結果だと私は考えました。単色で構成された複合は整然としてますからね。
曲調が変わり若干のハネリズムが出てきます。dkが頻出しますね。ここのdkは4分音符裏打ちの縁の直前に面を装飾的に加えたものと考えられます。d dk d dkとせず3拍目のdを置かなかったのは曲調の変化を際立たせるためだと思います。安易にdを置いてしまったら各拍子に音符が配されることとなり4ビートが刻まれてしまいます。3つ目のdを排す事によりビートの中心は裏打ちの縁に移行し、曲調の変化に合わせられるのです。
2小節目のパターンが1つ目とは少し違いますが、これはdkが毎回出てくる事のマンネリ感を払拭する目的があると思います。毎回dkが出てきたら飽きてしまいますしね。
そういう意味ではこの地帯は音符を加えるのではなく音符を減らす事により構成された素晴らしいパートだと言えます。
ここはオルガン合わせです。やはりというか、偶数打は毎回単一の配色で構成されていますね。見た目も綺麗で美しいです。それとは対照的にサビの13小節目からは2色により構成される偶数打が増えます。これはオルガンに合わせた結果でしょうが見た目の混沌さも増して次のパートへの躍進感がでています。
少し曲調が変わり譜面が落ち着きます。ここのリズムは最初のものと同じですが配色に変化が見られますね。縁の配色は前半はドラム、後半はスラップベースに合わせられています。kkk kk d dd Dは間違いなく独立型の譜面ですね。ひょっこり組み込まれる事で意外感が出ていますが直前の3小節が同じもの続きなのでお口直しに、といったところでしょう。
最後の8小節目からは少し趣が変わり独立型譜面が続きます。小節頭の付点8分音符が印象的ですね。よく見ると1小節単位で替わりばんこに面と縁で付点8分リズムを刻んでいます。これも呼応です。
kkddがよく出てきます。kkddを叩く際の腕の動きに注目すると上→下と均等に降りてきます。直前は面なので下からいきなり上昇し下がり、単音でまた上に上がる1つの腕の移動のサイクルが成り立ちます。対照的に次の小節では上に上がった腕を面の複合で下に下がらせ再び単音で上に上がるサイクルが成り立ちます。この2つのサイクルはあべこべの関係にあり、腕の動きに対しても呼応が成り立つ事が判明しました。綺麗に作られた譜面ですね。
途中のものとなんら変わりません。最後のddddkkkkdを腕の動きから考察すると下→上→下と、あたかも「坂を登って下る」ような動きになります。曲の最後にこれを持ってくると最後の一踏ん張り、という感じがして面白いですね。
以上でRidge Racerの譜面解析を終わります。ご意見ご感想があればどうぞ。





