水ーーそれは、生命の源。
生命体が活動するために、必要とされるもの。
けれどーー「クスリ」は?
人間だけが飲む、「病気を治すモノ」。
世の中には数え切れないほどの薬がある。薬局も山ほどある。
そして、種類も様々。
この「クスリ」は、もともとは毒物からつくり出されるという話を聞いたことがある。
もともとは病気を改善するためにつくられたはずの数々の薬。
でも、医師の指導のもと服用を続けてもなかなか改善しない人も、山ほどいるのが現実。
「クスリ」は、単なる「延命治療の道具」なのだろうか?
少なくとも、薬を飲み続けて10年を超える私は、何度も生死の境を彷徨った。
頭痛が来て。
腹痛が来て。
何度も何度も死ぬ夢を見て。
入院も、何度繰り返したことだろう?
それでもこうして生きている私は、生死のグレーゾーンを行き来しているような気持ちになる。
今日も、コップに入った水と錠剤の薬を飲んで、眠りにつく。
自分の意思では無自覚でも、確実に消化器で溶けていく薬の数々。
ーー闇の中を永遠に走り続けている私。
ーー水に溺れながら、なんとか土地にたどり着き、必死に重い身体を持ち上げ解放された私。
そんな気分の重くなる2つの夢を見て、次の朝を迎える。
既に家には私しかいなかった。
私は、旦那との2人暮らし。
子宝に恵まれることなく、また私が望んでいたわけでもなかった。
闘病を続ける私は、スマホからそういった類のブログを書いて毎日を過ごしている。
コメントを受け付けているので、それによって気持ちが左右されてしまうこともあるのが事実だ。
20時になった。
「ただいま」
通常業務に加えて残業もして、疲れ果てた様子の旦那が帰宅した。
「おかえりなさい」
食事は、スーパーで購入したお惣菜がズラリ。それでも、晩ご飯だけは必ず一緒に食べていた。
しかし、数日後に起きたある事件。
私が見てしまった、旦那宛に届いたダンボール箱の中身。
ーーそれは、「法に触れる薬物」だった。