ちょうど一週間ぐらい前の話です。
他県に住む親戚が泊まりにきてくれました。
姪っ子のAちゃん、Bちゃん姉妹です。
Aちゃんは中学受験が終わり、
無事に第一志望の中学へ進学したばかりの
ピカピカの新一年生です。
事前に実家の母から聞いていた
『Aちゃん情報』は
このようなものでした。
成績優秀で
特待生の合格だったとか。
毎朝、6時半に
家を出るんだとか。
そして早速、
もう個別指導の塾を見つけて
毎週、英数に磨きをかけているのだとか。
英語は小学生のうちに
英検3級に合格済みなので、
さらに上を目指しているのだとか。
やっぱりゆくゆくは
推薦狙いで
○学部狙いなのではないか。
いや、
○学部に入ってくれなきゃ、
困るわよね⁈
そうよ、
絶対○学部に入ってもらわなきゃ。
…なるほど
Aちゃん、頑張ってるんだな、と
その時は率直に思いました。
その時は。
ちなみに
兄からは事前に
LINEでこんな連絡がきました。
『明日から娘たちよろしく。
二人とも毎朝、
1時間勉強させてください』
そうこうしているうちに
当日になりました。
Aちゃん、Bちゃんが
我が家にやってきました。
Bちゃんは年末に泊まりに来てくれましたが、
Aちゃんに会うのは
ちょうど1年ぶりくらいです。
…あれ?
Aちゃん、雰囲気変わった?
何だろう、この感じ?
私の知っている
以前の朗らかな
Aちゃんではなくなっていました。
Aちゃんは
無表情で
死んだ魚のような目をしていました。