今日は、自己紹介をしたいと思います。
キャリアカウンセラーとしての経歴は、早いもので今年で10年になります。
もともとは、IT系のエンジニアでした。
今日は、そんな私が、どうしてキャリアカウンセラーを名乗ることになったのかについて
書いてみようと思います。
まずは、私の略歴から。
私は子供のころから本好きでした。
特に好きだったのが古典で、高校生のときに最も得意だった科目は漢文、
最も不得手だったのが数学でした。
大学では文学部に進み、中世(鎌倉・室町時代)や近世(江戸時代)の古典文学を研究しました。

Illustration by Tomer Hanuka
中世の古典文学の代表的なものといえば・・・そう、平家物語!
どっぷり文学に浸かった4年間でしたが、新卒で就職したのはIT系の会社でした。
なぜ文学部からコンピュータの世界へ進んだかというと・・・
文学というのは、常に時間を遡る学問。
私は、4年間まじめに文学を研究した結果、過去と向き合うことに飽きてしまったのです。
過去ではなく、未来と向き合いたい・・・
そう思って、最先端のテクノロジーを扱うIT業界に興味を持ちました。
しかしながら、私は文系出身。
そんな私でもやれる仕事が、IT業界にはあったのです。
コンピュータ・システムのプログラムを作る、プログラマーという仕事でした。
コンピュータの知識はゼロに等しかったのですが、
社員教育に手厚い会社に就職したおかげで、一から全て教えてもらい、
プログラマーとして働き始めることが出来ました。
IT業界では、プログラマーからシステムエンジニア、システムコンサルタントと
ステップ・アップし、同時に何度か転職もしました。
そして。
ある外資系のIT会社にいたとき、
社内にシステム・エンジニア専門のキャリア・カウンセラーを作ろうという動きがありました。
当時、その会社では、若手社員の離職率を下げたいという目的があったのです。
皆さんは、「プログラマー25歳定年説」あるいは「プログラマー35歳定年説」、
などという言葉をどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。
体力・気力・能力などが、その年齢になる頃に、
プログラマーとして求められるレベルに追い付いてかないという意味ですね。
(労働の過酷さにお給料が追い付いていかないという意味もあるかも)
コンピュータ・システムの種類や規模にもよりますが、
概ね納期前は残業が多くなりますし、場合によっては夜間や休日の作業が求められます。
日進月歩のテクノロジーを仕事に活かすためには、
日々の情報収集や自己研鑽が必要となります。
また、コンピュータ・システムを作り動かすという仕事は、
多くの人と関わり、共同作業となるため、人間関係などにストレスを感じる人もいます。
加えて、外資系という土壌では、明確に数値で表すことのできる実績が求められていました。
残業が多く、人間関係にストレスが多い。
体力勝負、気力勝負。
常に数字に追われる。
将来のキャリア・プランが見えない。
その会社では、そんなしんどさに耐えかね、身体や精神を病んだり、退職したりする若手社員が増えていたのです。
エンジニアの悩みは、エンジニアが一番よくわかっている。
ということで、その会社では、エンジニア出身のキャリア・カウンセラーを求めていました。
後輩が次と々辞めていく状況を変えたいと思っていた私は、社内公募に応募し、
選考をパスして人事部へ異動することになりました。
キャリアカウンセリングを学び、
「米国CCE,Inc.認定GCDF-Japan キャリアカウンセラー」という資格を取得しました。
この資格について少し説明しますね。
GCDFというのは、
Global Career Development Facilitator(グローバル キャリア デベロップメント ファシリテーター)
の略です。
アメリカでは、カウンセラーを名乗るためには、資格や免許が必要なので、
カウンセラーではなく、ファシリテーターという名称が使われています。
ファシリテーターとは、リーダー役、導く人、という意味です。
つまり、GCDFとは、キャリアを構築するための道筋をつける人、という感じですね。
話を戻します。
外資系IT企業の人事部に異動後は、
キャリア・カウンセラーとして、西日本地区の若手社員を担当しました。
私が担当となった若手社員は、600名ほど。
一人ずつ面談し、
現状における悩み(仕事内容・人間関係・職場環境・評価制度など)や
将来についての悩み(先が見えない・やりたい道に進める気がしない・目標がたてられない)
を聞いたうえで、ご自身のキャリア・プランを見直して頂く機会を設けました。
その後、私は、自分のキャリア・アップを目指して転職、
いったんはエンジニア職に戻るのですが、
徐々にキャリア・カウンセラーとしての仕事の比重を増やし、今に至ります。
IT業界を去ってからは、
大学の就職課(キャリアセンター)、
就職や採用の支援を扱う民間企業・公共事業、
学生向けの就活塾などで経験を積んできました。
・・・とまぁこんな感じでやってきたので、IT業界には詳しいのです、私。
そして、文系出身で、かつ女性としてシステムコンサルタントを長くやっていたというのは、
少し珍しいかもしれません。
(女性のIT系コンサルタントって、本当に少ないのです!激務だからかなー)
長くなったので、いったんここで切りますね。
自己紹介(2)に続きます。