今日本ではいろいろなサイトで「検索練習」がベストな学習法だと言われています。
これは学習した内容を「思い出す」方法です。
確かにこれはとても重要でして、多くの人は学習しても、まず「思い出す」というところから勉強に入りません。復習の場合もすぐ見てしまいます。
元の論文はいくつかあって、カーピックという学者がとても精力的に書いています。私はこれは本当だと思います。
ただ、あくまで教育心理学実験です。つまり、範囲がとても短いのです。だからこの方法だけでやろうとすると、莫大な時間と労力がかかります。
特定の範囲、重要な範囲を決めて検索練習を行うならとてもいいでしょう。
もうひとつ。この方法は、勉強する人が本当に「思い出して」いるか、外部からはわかりません。そこで毎日、小テストを行う工夫もされています。
すると、多くの人がやっている勉強法と変わらないじゃないか、という人もいるかもしれません。違いは、常に「内容を思いだす訓練」をしているかどうか、にあると言って良いでしょう。
ここです!これが重要な、一見何でもないようなポイントなんです。