ステロイドパルス療法をもう9年やっている。
自己免疫疾患の治療のために、
月に一度、大量のステロイドを点滴する。
腕についた針の跡や
一時的な副作用はもう気にしない。
ただ梅雨時期は少々辛い。
帰りの電車は満員だった。
立ちながら本を読む。
内臓が浮腫むのか、
いつも臨月の妊婦のようにお腹が膨らむ。
汗が滝のように流れて止まらない。
その上にマスク。
息苦しく、吐き気と目眩がして、
『次の駅で一旦降りよう』
と思っていたところ、
優先席に座っていた女性が声を掛けてくれた。
それなのに私は遠慮してしまった。
とても困っていたのに。
助けてもらうこと、
ご好意に甘えることが子供の頃から苦手。
『助けてください』と言えることが自分の成長には必要で、この病気をして心底学んだのに、実践は難しい。
こうやって気持ちを文章に出来るようになったのがせいぜい。
それでも上出来だと思う。
自己免疫疾患10年目の成果。

