加齢による物忘れと認知症とがあり異なります。
物忘れがあるといって全て認知症と決め付けないようにしましょう
認知症の中でも種類があり
変性性認知症のうちに代表的なものがアルツハイマー型認知症です。
アルツハイマー型認知症は
記憶力の低下から始まり、同じ事を何度も言ったり
聞いたりします。
財布やめがねなどを置き忘れやその出来事自体を忘れてしまったり
人や物の名前を忘れたり覚えられなくなったりする症状が最初に現れます。
介護士の顔は分るけれど、名前を忘れて毎回、●●さんだよね?と確認する方。
財布などを置き忘れて盗まれたとおっしゃる方。
食事の下膳した直後から、食べたことを忘れ「自分には食事が与えられない」と怒る方など
症状には個人差があります。
対応は
・全て受容的な態度でけして否定をしないことが大事です。
・お財布などは一緒に探して自分が見つけても「あったよ。」と渡すのではなくその方の目に届くところに置き直し自分で見つけたようにすること。
・食事に関しては、食べたことを忘れているので「これから作るね」などと応えてあげましょう。
そのうちに忘れてしまいます。
(脳)血管性認知症は
脳梗塞が原因で発症することが多いですが、頭蓋内の出血や血流低下が原因で起こることもあります。
脳卒中発作や一過性脳虚血発作の後に症状が現れることが多く、症状は階段状に悪化します。
麻痺や知覚障害や構音障害、パーキンソン症状などの神経症状が見られたり、
失語・失行・失認といった症状が起こることもあります。
これらの症状とともに、初期から実行機能障害や意欲の低下などが目立ちます。
症状が一日の時間帯によって、あるいは日によって変化することもあります。
高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病や喫煙などは、脳血管障害や脳血管性認知症のリスクを高めます。脳血管性認知症の発症を予防するためには、生活習慣の見直しや管理が大切です。
自分はどこにいるのか?
誰なのか?分らず不安や恐怖が支配することもあります。
時折、自身の生涯を思い出すこともあり自分の人生や家族のことを話すこともあります。
また何をしたらいいのか分らない事や介護士、知人また自宅を探して徘徊したりします。
頭がフラフラするなどの症状を訴えることもあります。
症状には個人差がありますが、以前の性格は残っており介護士の手伝いを申し出たりもします。
業務で忙しくお相手できないときには、その理由を話し「また来るね」などの声かけをして相手に安心感を与えるようにしてください
すぐ忘れてしまう場合もありますが、安心させることが大切です。
認知症がどのようなものかを理解したら、
お世話する側はストレスを感じることなく対応でき
また認知症の方も安心して介護を受け入れてくれます
相手の尊厳を守り、人としての対応を心がけ
話を受容して聴くだけで認知症の進行をゆるやかにすることができます。
カウンセリングご希望の方はコチラ
をご覧ください