今日、流れてきたCNNのニュースで、
”Flying car cleared for takeoff, but you'll need a pilot's license”
というタイトルのニュースがあり、興味を惹かれてさらっと読みました。
ニュースはこちら
この中で、
A car that can transform into a small aircraft has passed flight tests with flying colors
というセンテンスが出て来るのですが、
colorに、押さえていない特別な意味があるのだろうか?とググったところ、
flying colorsで大成功の比喩の意味があり、
with flying colorsだと、(目標の達成などが)大成功で、見事に、やすやすと、という意味になるそうです。
初めて知りました。
このブログに到達される方は、
TOEICでスコアを上げたいという方が多いのではと思いますが、
単に、最短距離でスコアを上げたいだけなら、
英字新聞や海外の生の英語にそれほど触れなくても、
対策本に誠実に取り組んでいればスコアは上がると思います。
一方、TOEICのスコア自体が目標ではない、
英語力を上げたいという方であれば、海外のメディアの記事などに触れる機会を増やすのも、
良い勉強の機会になると思っています。(私レベルの人間が上から言えることでもないですが)
でも、
ある程度英字新聞読めるようになるのも、
やっぱりベースは語彙力であり、語彙力以前に文法力なのですよね。
なので、英字新聞読みたい、ペーパーバック読みたい、という場合は、
やはりPart.5対策から地道にやるのが結果的に近道だと思います。
リーディングの時間がいつも足りなくなる、
長文を読めないせいだ、と思って、Part.5であまり得点できていないのに、Part.7対策に
取り組む方がいるのかどうかわかりませんが、
無駄、とまでは言いませんが私はかなり非効率だと思っています。
Part.7って、特にマルチプルパッセージに苦手意識がある方が多いですが、
少なくとも現在の新形式と言われるマルチプルは、読ませる文量が多いだけで、むしろ
問われている内容は、シングルパッセージより簡単な内容が多いと思います。
つまり、時間内に目を通せさえすれば、きっちり得点できるような内容が問われているというか。
何度かこのブログでも触れていますが、
時間内に読めるかどうかを左右するのは文法的な基礎力で、
突き詰めると、述語動詞をきちんと見極められるか(これができないと主述の述を把握できない
ので内容を読み誤る)、接続詞や修飾部分を見極めて、正しく文を読めるか、に尽きると
思っており、これはもう本当に土台というか基礎で、
ここがぐらついている状態でボキャビルをやっても、
「なんとなく文脈でこうじゃないか」となんとなく読みをしてしまう癖がつきます。
特に英会話の世界などでは文法なんて知らなくても大丈夫!なんていう見出しをよく見かけますが
少なくともビジネスの世界で英会話を使いたいなら、
文法はマストです。スピーキングの内容って、結局ライティングなどにも通じますし、
4能力は密接に関わり合っているので、
文法を押さえずして、一定以上のレベルにはなれないことは間違いないと私自身は思っています。
ピアノで言うところのハノンは単調でとてもつまらなくて(少なくとも私は嫌いでした)、
たとえばショパンの曲のように華やかさやストーリーがあるわけではなく、
やる意味すらよくわからなかったりします。
まあ、ある程度まではハノンやツェルニーなんて基礎練習をしなくてもなんとなく弾けるように
なるんですよね、ピアノも。
英語も一緒で、ある程度、まではなんとなくいけます。
でも、中級以上を目指すならなんとなくでは超えられない壁にぶち当たります。
ピアノも英語も一緒です。
急がば回れ、全体的な英語力を上げたいなら、やはり個人的には文法をきっちりおさえて、
その上でボキャビルをして、その流れで、英語に触れる機会を増やすのが良いのではと
思います。