目の前の君    

霧が晴れた草原
眼下に広がる
遠い山並み
春の残雪が吹き下ろす
冷たい風に揺れた木々

見つめ合うことも忘れ
映した景色と心
互いに見える景色は
遠くの山のように重なることもなく
ふたつに別れたまま

風が遮っていくように
引き裂かれた思いのなか
夏の景色と情景を思い
冬の景色と白く垂れ込めた
たった一人の悲しみ

雲の下に佇む君の
後ろ姿には
閉ざされた けっして
解けては消えない
冬の寒さに
思い出の情景が映し出された

あしたから
わたしの 眼下に
夏の風が吹き下ろすまで
この景色は
しばし 忘れようと
春の風に身を冷やして

振り返ると
あなたは 
季節の変わり目とともに
夏を運んでくれるだろうか

 
あまり誰かの詩は読まないですがこの一冊は読んでみようかと
絵を描く様に 詩を描くと どうなる 
 絵具の色は
 パレットは
 カンバスは
 対象物は
 文字に色がある
 遠近感
 読み手を無視して欲しい
 一種の破られた感
 難解 難読 
 頭を掻きむしる
 その色は 読んだ 我が