ロビンと少年3 ~ファイナル・アドバイス~
ちゅりーっす

約50年前のニューヨーク、ブルックリン。
友達と外で遊んでいる時に、偶然。
突然のアクシデントで親を失い、
空から落ちてきた赤ちゃんロビンを救った少年だぁりん

ある団体に電話で相談をした少年は、
飛ぶことも自分で生きる方法も知らないそのコを、
自然に帰れる日まで自分が親になる
と決意。必要な時、困った時は、その男性に電話をして、
的確で具体的な専門的アドバイスを受けながら
ロビンは昼も夜もよく食べ、すくすくと育ちました。
そして、ついに。
The day came.
その日がきたんです。
…ってわけで。
ロビンと少年1 ~出会いは危機一髪~
ロビンと少年2 ~眠れぬ日々~
から続く、第3話。最終章でーす

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長いけど、終わりまで一気にいっちゃいますので、
時間がある時ゆっくり読んでいただけるとうれしぃッス

それでは、だぁりんの英文を交えて。いきまーす

I'm not sure how I knew it was the right time.
Maybe he gave us the date it should be ready to go.
「ロビンが巣立ちの準備ができた時、知らせるように」
と、男性から言われていた少年だぁりんでしたが、
どうしてその「時」を知ったのか、今では記憶が不鮮明。。
ロビンの状態から、男性があらかじめ「その日」を計算して、
少年ファミリーに告げていたのかもしれません。
I called him and asked him what to do?
He said if we took the bird to him he would show us how to release it.
時は満ち。
その男性のところへロビンを連れて行き、
直接「自然へ帰す方法」を教えてもらうことになりました。
He said we couldn't release it from home
or it would never leave and would never fly south for the winter.
It would want to stay "home." It would die during the winter.
「自然に帰す」ため、男性が注意したのは。
家の中や、家から外へ飛び立たせちゃいけない、ってこと。
そうしてしまうと、
そのコは決して家のそばから離れようとしないんだって。
育った家にずっといたくて、冬になっても南に飛び立たないから、
冬の間に凍えて死んでしまうだろう、って。
そして。
男性もとへ来るように指定された日。
My father drove me and the bird to the Audobon society chapter.
少年は父親の運転する車にロビンを連れて乗り込み。
片道数時間をかけ男性の待つオードボン支部へ向かいました。
そして、男性に導かれるまま、森にたどりつきました。
この時のロビンは、
生まれてから一度も飛んだこともなければ、
翼を広げたことさえありませんでした。
He said we first had to teach the bird to fly.
It doesn't know it can fly and like any animal it is afraid of falling.
But if it were to fall, instinct would take over and it would fly.
とりあえず、ロビンに飛び方を教えなきゃいけません。
自分が「飛べる」なんてことを知らない彼女は、
まさに「落ちる」のを怖がる動物そのもの。
だけどね、
彼女の本能が引き出され飛べるようになるためには。
この「落ちる」恐怖が重要だったみたいです。
さぁ。
少年はどうやってロビンに飛び方を教えるんでしょう?

男性の指導のもと。
実際にやった方法がこちらです。
He said to keep it on my finger
and then lower my hand so the air would force its wings to open.
Starting slowly, I kept doing it faster and faster.
ロビンを自分の指につかまらせたまま、
その手を下げると、空気によって翼が押し広げられます。
最初は、ゆーっくりと。そして、だんだん速く。もっともっと速く。
少年は手を上下に動かし続けました。
Soon the wings opened and the air began pushing hard
and the bird was holding my finger so tightly
because it was afraid to "fly away!"
すぐに翼は広げられました。
羽が風に強く押されると、「飛ばされる」のが怖くて、
ロビンは少年の指に、ぎゅっとしがみつきました。
But one fast thrust down and the bird could not hold on
and off the finger it went. It went into a panic
but, as expected, instinct took over and the bird starting flying.
しばらく繰り返すうち。
少年が手をすばやく下げた瞬間。
ロビンはその指につかまりきれず、パニック状態に!!
が、これこそ、期待していたことだったわけで。
期待通り、彼女の本能がめざめたんですっ

Scared, but flying. It flew to my shoulder.
怖がってのパニックな行動だったけど。
とにかく飛んだの。少年の手から、肩まで。
The man told us to wait and let it watch the other birds.
ロビンは肩に乗ったまま、
木々を飛び交う鳥たちに気づき、見ていました。
それをじっと見守る、少年たち。
After a few minutes it flew from my should,
made a circle and came back to me.
数分後。
ロビンは少年の肩を飛び立ち、上空で円を描き、
そしてまた、少年の肩に戻ってきました。
It did this a few times to test out this amazing ability.
ロビンは初めて知った自分の驚くべき能力を試すように。
「飛び立っては肩に戻る」行為を何度も繰り返しました。
少年との別れが近いことを感じていたのかも…?
And then it heard a robin singing in the background and off it went.
そして、そのあと彼女は。
他のロビンが木々でさえずる声の方に飛んでいきました。
この直後でした。
少年は男性から
衝撃的な「最後のアドバイス」を受けたんです

His final advice was
to drive away quickly
so it would not return to me.
彼の最後のアドバイスは、
今すぐここを立ち去りなさい!
冷たいようだけど。
別れを惜しんではいられないんです。
もし、ロビンが再び少年の肩を求めて戻ってきた時、
これ以上ここに少年の姿があってはいけない、って。
この決別の時こそ、
自然に戻って野鳥として生きる、本当の始まり。
言葉ではなく、心でそれを理解した少年は、
大急ぎで発車した父親の車の中で、
決して、後ろを振り返りませんでした。
***
こうして、
突然のアクシデントに襲われ、
親鳥からはぐれてしまった小鳥を間一髪で救った少年は、
Audobon society オードボン・ソサエティという
米国全域を網羅する野鳥保護機関に電話相談することで、
適切に育てるための専門的なアドバイスを受け、
巣立ちの瞬間を全面的にフォローしてもらうという、
この上ない貴重な体験をすることができました。
野鳥の育て方もタブーも、飛び方の教え方も、
なーんにも知らなかった私は、米国にはずっと前から
こんな体制が整っていたことも当然知りませんでした。
もし、私が育った場所で、
子どものころに同じような立場になったとしたら…
きっとあきらめるしかなかっただろうなぁ。。
だぁりんは、別れの時の気持ちを多くは語りませんが、
先日。こちらで書いた⇒赤い理由
ミントの絵から感じた、ちょっぴり切ない思い。
自分の生きるべき場所に向かって歩き始めた彼女を
心から応援する気持ちと、心の奥の行ってほしくない気持ち。
これが、ロビンとの思い出話と重なっちゃった…ってわけです。
そうそう。
だぁりん少年、ひとつ気がかりなことがあって。
I was worried about how it would eat because I was feeding it till then.
今まで、ずーーっと餌を与え続けてきたロビンが、
自分の力でエサを見つけ、森で生きていけるの?
って。あの男性に聞いたらね。
He said the other birds would teach him.
I felt I did something wonderful by saving its life
and preparing it for its own happy bird life.
他の鳥たちの行動を見て、
いろんなことを学んでいくから心配ないよ
って。
だぁりん少年はそりゃもう安心して、うれしくて。
この鳥の命を救うことができ、
幸せな鳥ライフを送る準備を手伝うことができた

ってことが、とにかく光栄で誇らしくて。
なんともすっばらしーい気分だったそうです

***
ロビンと少年のお話はこれで終わりです。
3話を通して読んでくれた良いコのみんな、
ありがとう~~
アンド、おつかれサマ
ではでは、良いコのみんな~~Be Happy


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