奇跡は蜜の味その薄い唇から僕の名前がこぼれる蜂蜜のように甘い声。この星の上で今日という日を君と歩いているのは奇跡だ。肩の無骨さも茶色い瞳も整った短い髪もいつでも君は僕を誘っている。花の蜜に吸い寄せられたミツバチみたいな僕。花びらに抱かれ僕は蜜に溶け合っていく。その薄い唇は 花びらだったのだ。たくさんの奇跡の中で僕と花びらはほんのひとつ。恋とも愛とも違う。ただひたすらに甘いこの奇跡の中で僕らは唇を重ねる。今を永遠にとどめたくて。