
完全乾燥したカシュー塗料にレーザー彫刻出来るか実験してみました。
何とか問題なく彫刻できています。
これが出来ると出来ないでは螺鈿する時に大きな違いが出てきます。
螺鈿細工をする時は紙やすりで平らにした後に貝シートを貼り付けて、その上からまた塗装して貝シートが顔を出すまで削っていきます。
最終的に塗装面と貝シートが綺麗にフラットになって美しい仕上がりになるわけです。
貝シートの厚さは0.1mmなので塗装面を0.1mm以上塗り重ねなければいけません。
塗る回数が多いとそれだけ乾燥に時間をとられて、完成までの時間が延びてしまいます。
レーザー彫刻を使い貝シートを付ける部分を予め彫っておけば、貝シートを貼り付けた後の上塗りを、1回で済まそうという作戦です(`・ω・´)
ついでに貝シートを正確な位置に貼り付けられるという一石二鳥な作戦です。