今日、前職関連の学会認定資格2つとお別れしました。
と言っても、「退会申請」をポチッとするだけ。
たったそれだけのことに、一年半、自問自答and悶々し続けました。
認定資格を手放せなかった理由。
① 大変な思いをして合格した。仕事をしながらの3次までの受験生活、1年余。
② 単純に枠の外に出るのが怖かった。
③ 困ったらいつでも戻れる、保険のようなものだった。
けれど、認定資格があった事で、
→仕事の依頼量が各段に増えた。が、給料が増えたわけでもなく、気力体力が奪われた。
では手放したとして、私の能力が消えてしまうのか?
→私の技量も経験も、減るわけではない。
仕事の難易度が上がる事で、希少な経験もできた。
経験を積めたことは、本当に良かったと思う。
でも、特に「認定資格に助けられた事」って「無かったんだ」と気付いてしまった。
強いて言うなら、自分を大きく見せる竹馬(古っ)を履いていたようなもの。
これには薄々、大分前から気付いていた。
それでもなかなか手放せなかったのは、「枠」から出てしまうのが怖かったのだ。
(その怖さを逆手に、年会費・資格更新料始め多額のマニー
を支払ってまで囲いの中に居座らせる仕組みって・・・・・
)
そして、認定資格を「保険」として持っていたとして、この業界に戻りたいのか?
→NO!!
「私の覚悟」ってそんな程度
と言われかねない。
私は、「難しい試験にパスした自分」にいつまでもすがっていたのだ。
しかも、卒業を決めた業界。
卒業した学校のバッジをいつまでもつけているようなもの。
わたしの価値は枠の中の権威に規定されるほど小さくはない。
あの世に持って行けるのは、お金でもバッジでもなく、「経験」なんだとか。
試験を受ける、合格する、がむしゃらに働く、成長する、
業界を辞める、休む、学ぶ・・・全て私がしたかったこと。
ありがとうと共に、古いひとつの価値を手放した。
これは新たな道を切り開く決意表明。
(遅いくらいだけど、これが今のわたし)