『雨が降ると、頭が痛~い』

 

気圧の変化に

過敏になっている状態を、

最近では、「気候病」

と呼ぶそうです。

 

 東洋医学では、

昔から、

気候と感情は、

病気の原因の

二大巨頭

という扱いでした。 

 

 

鍼灸師という

東洋医学の徒ながら、

私が漢方や薬膳ではなく、

現代の栄養療法を

専らにしているのは、

 

 

知恵と歴史は

漢方に”分”があるのですが、

数値化という点で、

漢方には

応用が効かない

ところがあるからです。

 

 

 例えば今年の2月、

日経新聞に出ていた

日本人のタンパク質

摂取量の低下というデータ。

 

これを東洋医学的に

読み解くには、

ワンクッション必要です。 

 

 

鍼灸でよく言う

「脾虚」という証

(診断のことを証といいます)

 

 統計で得た情報、

東洋医学の証、

薬膳の知識。 

 

 

それぞれに

バラバラの用語が

使われていて、

解釈が別れる。 

 

 

「ふんわり」

しているのが、

 

東洋医学の良いところ

ではありますが、

 

ふんわりしすぎていて、

いかようにも解釈できる。

 

そういうところが

気に入らず、

 

同じ定規、

同じ用語で

病について

語ることができる、

 

グラムやミリグラム、

数値化でき、

比較しやすい

 

栄養学を使うことに

しているのです。 

 

 

さて、雨が降ると頭が痛い。 

 

 

これは、東洋医学的には、

”湿”の病、脾の病と考えます。 

 

頭が痛いのは、

胃の経絡が

頭まで繋がっていて、

 

胃は脾とセットの臓器…

てな具合です。

 

 

 栄養学的には、

雨が降ると気圧が変化し、

気圧の変化により、

主にタンパク質不足で、

 

質が悪くなった

血管や神経が

気圧に抵抗できなくなっている。

 

慢性的なタンパク質不足なので、

しっかりプロテインを飲んで、

血管を強くすれば、

気圧の変化には負けなくなる、

と考えます。

 

 

 栄養学の考え方を、

身も蓋もないと

感じる人もいますので、

プロテインを飲めと、

無理強いはしません。 

 

でも、その場合は

当院では治せません。

 

脳内の血管壁が脆いとしても、

鍼は頭蓋骨の中には

刺せませんから。 

 

本当に身も蓋もない話で

恐縮なのですが、

私には、

「少しずつでも

プロテインを飲みはじめましょう」

としか、言えないのです。

 

鍼灸は、

万病に効くわけではありません。

 

それぞれの疾患に

最適な治療法というものが

あります。

 

栄養不足を、

治療で(鍼灸でも、薬でも)

補うことは、できないのです。

 

 

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