映画「ミンボーの女」を見た人は少なくはないと思うが、そこに描かれていたしのぎの方法は、やくざが行なわれているごく一般的なシノギの方法であると言われている。
その方法が美人局であるという噂だ。けっして「びじんきょく」なんて読まないで下さいね。この美人局はホテルで行なわれる場合が多いようです。 それも限られたランクのホテルを利用しているらしいのです。一般的に一流ホテルを使用するのかな~?なんて思ってしまいますが、一流のところは警戒心が強いので二流か三流くらいのホテルで美人局は行なわれるという話しなのです。狙われる相手はどんな人かというと主にそのホテルに働いている従業員さんが彼らの獲物になるという噂である。とくに狙われるのがルーム係りということらしい。
まず、美人局の手口としてはめっぽう美人な女を一人でホテルに泊まらせるんですね。それもなにか訳ありそうな雰囲気をかもし出しているような演技をその美人の女性にしてもらうこともあるんですって。狙う相手の名札であらかじめ氏名をチェックしておくそうです。
そしてお目当てのルーム係りを指名してルームサービスを頼みます。前もってルーム係りが何時までの勤務か尋ねておくとベストのようですよ。勤務終了間際にルームサービスを依頼してお目当ての彼を呼びます。
そのときは何事もなく彼は仕事を果たすわけですが、やくざに使われていた美人客がルーム係りに「何時に終わるのか?」尋ねてその後、彼が仕事から解放されたら一緒に部屋で飲もうと誘うところから実行が移されると言われています。まんまとルーム係りの彼がノコノコ美人客の部屋に来た時にはほぼ成功したも同然だそうです!あとは獲物となる男と一緒に飲んで色気攻めで彼をその気にさせるらしい。
その気になった彼をシャワーに浴びてもらう。獲物がシャワーを浴びている時にやくざに美人の女が電話を入れてアウト!になるらしいですよ。
女の部屋に入ってその気になったルーム係り!そこに女からの電話連絡がやくざのもとへ入りやくざが室内に入って事を荒立てることとなるらしい。ホテル側におとしまいをつけてもらうということらしいのです。
ホテルを管轄しているクレーム処理的な機関である「観光課に連絡する」!と述べればホテル側としてはすごく困ってしまうという噂です。観光課に連絡をしてことを大きくすることによってホテルの営業許可書が取り消されるとそのホテルの寿命は消えてしまうそうです。
それはホテル側として絶対避けたいことである。なので表面化しないようにお金で事件を解決していく道をホテル側は選ぶということになるらしい。これで美人局側は大成功となるという話です。
しかし、世の男すべてが簡単に女性の誘いに乗るわけではないのも事実ですよね!なかにはすごく真面目な男性従業員もいる。そんな真面目な従業員には違う手段で罠をしかけるそうである。
要は、どんな人でも一人の女性の部屋の中に入るように仕向ければいいという話である。真面目な従業員の場合は、訳有り女を演じるそうである。たとえば「自殺願望」ありあり女を演じるのである。あえて部屋の予約時点で最上階のあたりを予約するらしい。荷物も少ないほうが効果的ということである。荷物を運んでくれたルーム係りに「この部屋は窓が開くの?」とかって一言尋ねておくのもベストなのだそうだ。
そしてにくい演出としてはあえて薬が入っている瓶をカバンから落としてそれをあわてて拾うと、もう従業員は心配でいっぱいになるということらしい。従業員が部屋から出たあと、やくざに電話を入れて「実行に移すこと」を告げると言われている。
その後、やくざは廊下で待機するという噂である。それから、フロントに電話を入れて「水(その他飲み物)をいっぱい持ってきて欲しい」と電話を入れるそうです。たくさんの薬を持っていた訳ありそうなお客のことが心配ということもありだいたいが最初に応対したルーム係りが様子見で水を持ってきてくれるということです。
もちろんその際には小細工も済ませておくという話です。オートロックは、かからないようにしておくのは鉄則らしい。水を持って室内に入ってきた従業員の前で苦しそうにして待っている(それもベッドの上で)あわてて従業員は心配して女の傍に近寄る。そこを見計らってやくざが室内に入ってきてアウトとなるのである。
室内のベッドで苦しみもがいている女性に従業員は心配して近づいてくるわけだけれどもこの際に、やくざが部屋に飛び込んでくるタイミングが以外にも難しいらしいとか!まだ女性のところに近づいていないのに部屋に行っても「なに?」ということになるそうだし、遅すぎてもまずいそうなのである。いかにもジャストなときに入るのがポイントだそうである。
この美人局はホテル以外でも行なわれているという話しだが大事を嫌うホテルが一番、美人局の場面としてはやりやすいそうだとか。