ふと足を止め、風の音に耳を澄ませると、そこには静かな調和がある
鳥のさえずり、木々のさざめき、小さな虫たちの営み
目を閉じれば、それらのすべてが一つのリズムで息づいているのがわかる
わたしは、自然の一部なのだろうか?
それとも、自然が私の一部なのだろうか?
子どものころ、なんの理由もなく草の上に寝転んで、ただ空を見上げるのが好きだった
葉の間から差し込む光は、まるで万華鏡のようにキラキラと揺れ動き、風は髪を優しくなでるようにふきぬけていった
あの時のわたしは、なんの壁もなく、自然と溶け合っていたのだろう
土のぬくもり、雨の匂い、川の流れる音、それは私の内側との響きあい
ただ、ここにいる という感覚だけがあった
自然は私に問いかける
お前は本当にここにいるか?
現代の生活に身を置くうちに、私たちは時に、自然と切り離されたように感じる事がある
だけど、それは幻想だ
私たちの呼吸の中には木々が生み出した酸素が流れ、水は雲になり、雨となりまた大地にしみこんでいく
すべては繋がり、めぐっている
自然はいつも、私とともにある
宇宙と私
夜空を見上げると、星々が瞬いている
あの小さな、光の一つが、はるか遠くで燃える太陽だと思うと
この世界の広大さに胸が震える
宇宙は遠い存在なんだろうか?
いいや、私たちの身体をつくつ元素ははるか、昔、星の爆発から生まれたもの
私たちのうちの内に流れる水も、地球が生まれるより前から宇宙をしてきたもの
和は宇宙の命の一部であり、宇宙もまた私の中にある
目には見えないけど、心を澄ませば宇宙のリズムが私の内側にも流れていることに気づく
新月の夜、静かに願いを込めるとき、満月の下、月の光を浴びるとき、宇宙は何時も私の思いを受け止め
見えない糸で導いてくれる・・・
私は何者なのか?
自然の中で、私は風となり、木々と語らう
宇宙を思うとき、私は星となり時を超えて広がっていく
私という存在は、小さくもあり、大きくもある
目の前の一つの草花も、広大な宇宙の星も、すべては切り離せないもの
だから、私は言おう
私は、自然であり、宇宙である
今日もまた、風の音に耳を澄ませながら・・・・

