日本、米産トウモロコシ輸入へ=米中対立の余波-首脳会談

 
 
 
 

トランプ米大統領と安倍晋三首相は25日の日米首脳会談で、日本が米国の余剰トウモロコシを購入することで一致した。米中の貿易摩擦が激化する中、米国産穀物の対中輸出は厳しい状況となっており、日本企業が代わりに引き受ける形となる。

トランプ大統領は安倍首相が米国産トウモロコシを輸入することに同意したと指摘。安倍氏は民間企業に対する輸入支援措置を検討する意向を示した。トランプ氏によれば、日本のトウモロコシ輸入は「数億ドル(数百億円)規模」に上るという。

 

 

なぜ日本は米国産余剰トウモロコシ数百億円分を購入決定すべきでなかったか 日米首脳会談で日本購入と報道

 

 

今回購入するトウモロコシが(人間の)食用か飼料用かは明記されていなかった。その後、配信された、午前10:22の時事通信社の記事には、今回のトウモロコシが飼料用であることが明記された。

 

今回、日本が購入するデント種(馬の歯のように見えるため、馬歯種=ばししゅ とも呼ばれる)のトウモロコシは、飼料用にも食用にも使われるが、目的は飼料用のみということに限定された。

 

日本政府は、飼料用の輸入依存をやめて、食料自給率と飼料自給率の双方を上げることを目的にしている。数百億円かけて飼料を米国から輸入するのは、いずれにしても、日本政府が掲げている目的に矛盾すると考える。

 

 

♦購入決定すべきでなかった理由その1 

☀米国には余剰農産物を国が買い上げ福祉に活用できる法律がある

♦購入決定すべきでなかった理由その2
 
☀日本の主食はトウモロコシではない
 

♦購入決定すべきでなかった理由その3 

☀米国産トウモロコシは遺伝子組換え

☀数百億円の使い道として適切かどうか