とある薬剤師の日常 -28ページ目

610ハップが生産中止

610ハップが生産中止になってたらしい・・・・


って今聞いたぞ。






どこぞのバカが面白がって自殺して、マスゴミがアホな報道してくれたお陰で、
必要な人に必要な薬が行かなくなるってのはどうにかなりませんかね。


蒟蒻ゼリーみたいに署名集めたら復活するかしら?

社会常識欠けた医者多い との噂

「社会常識欠けた医者多い」=麻生首相が発言、すぐに陳謝
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081119-00000129-jij-pol
この記事自体、意図的なものを感じるが・・・



医療現場を見ていると、複数病院で同じ効果の薬を貰っていたりする患者さんがたまに居ます。
明らかに過剰投与なので、どちらか一方を削除しないと副作用が出るのが明らかな場合があります。
そういった場合は両方の病院に連絡して、医師同士で話し合いをしてもらうよう頼んでいるのですが、

お互いの医師は


「オレの見立てた診察が絶対だから、他の病院の話は聞かなくて良い」


というむちゃくちゃな事をいう医者が多いのも事実。
で、結局二つの病院の薬を投薬して、副作用出て入院とかたま~にあります。

確かに医師はエゴの強い人が多いようにも感じます。




で、今回はこの発言

>「これだけ(医師不足が)激しくなってくれば、責任は医者の(方にある)話じゃないか」
確かに医師数はG7各国と比べ、1000人に二人と極端に少ないです。
http://venacava.seesaa.net/article/48474760.html


ただし、師の公務員に限っては、週に70時間以上軽く働いていますし、24時間体制で救急診療を受けないといけません。(もちろんその間は遠くに行くことは出来ません)
ハッキリ言って、給料に対する待遇が悪すぎます。
時給換算すると、ひどい場合は看護士より給料が低くなってしまうこともあります。



ですから、医師をはじめ、医療関係の公務員に限り、人件費はもっと上げるべきだと思います。
(その他事務系の公務員はボーナス全面カット+月給20%ダウンで十分です)



地方は医師不足が激しいですが、都会の診療所はどうでしょう?

名古屋市のデータが出てきたので、参照してみますと
http://www.city.chita.aichi.jp/kikaku/kikaku/iryourennkei/shiryou2/2shiryou1.pdf
名古屋市内は10万人に対し、1500人は居るのに比べ、
僻地と呼ばれるところに関しては10万人に対し100人を切っています。



つまり、医師が不足しているのは田舎だけで、都会は十分に医者が足りていると考えられます。
また、最近は開業医が増えてきています。

ぶっちゃけ勤務医してるより、ある程度金貯めて開業した方が、責任少ないし、儲かるし、拘束時間短いし
医師からすれば極端にラクになります。
そりゃみんな開業しますわ。




ちなみに麻酔科の医師は公務員と開業医では3倍以上の給料の差があるそうです。




で、今度はこのニュース

抗炎症剤と間違え筋弛緩剤を投与、70歳男性患者が死亡…徳島
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081119-00000062-yom-soci
恐らく過労による事故でしょう。

医師を訴える前に、医師が不足しているという現状を理解した上で、国を訴えるべきだと思います。



救急車でも、30分かけて隣の市民病院に運んでいるのが現状なので、(医師が居ないため)
直にはよくならないでしょうが、医師(の公務員)不足を起こした原因は国のテキトーな政策の影響だということをお忘れなく。
(そりゃ元官僚が刺されるのも当然だわ)

一般用医薬品のリスク分類について

調剤薬局の薬剤師ですら知らなかったりすることですが、
来年の6月から一般販売の薬が副作用の重大さによって3個に分類分けされます。


分かりやすい記事があったので貼り付け
https://www.fuji-keizai.co.jp/market/06067.html



第一類(薬剤師しか売れない・ネット販売ダメ・直接患者さんの手の届くところに置くとダメ)
一般用医薬品としての市販経験が少なく、一般用医薬品としての安全性評価が確立していない成分又は一般用医薬品としてリスクが特に高いと考えられる成分

指定第二類(薬剤師・販売登録員が売れる・ネット販売ダメ・レジから7m以内に置くこと)
第二類の中でも特に健康被害の生じる恐れのある成分


第二類(薬剤師・販売登録員が売れる・ネット販売ダメ・何処に置いても良いよ)
まれに日常生活に支障を来す健康被害が生じるおそれ(入院相当以上の健康被害が生じる可能性)がある成分


第三類 (誰でも売れる・ネット販売可能・何処に置いても良いよ)
日常生活に支障を来す程度ではないが、身体の変調・不調が起こるおそれがある成分



あれ? 4つあるよ?
最初は3個に分類とか言っておきながら、特に注意したいヤツ(指定第二類)をあとから付け足すんだったら、最初っからそうすれば良いのに。もしくは指定第二類を一類分類にすれば良いのに。
行き当たりバッタリ感がよく分かります。


2009年6月からこういう法律に変わります。
6月1日から店頭がガラリと変わるわけでも無いので、それまでにボチボチ変わって行くでしょう。
で、分類された薬を大雑把に見てみると



第一類
元々医療用で使っていた薬。
ガスター10とかブテナロックとかパブロンAXとか。
売るときに文章で副作用の説明をしないといけない。
でもパブロンAXとかのCM見ても、そんなことは一っ言も言ってなかった



指定第二類
今まで市販薬で売ってたけど、副作用の強めの薬。
睡眠薬・風邪薬・咳止めのほとんどと胃薬や便秘薬の一部がコレ。確かステロイドの入った塗り薬
売るときに特に説明は必要ないが、患者から問い合わせがあったら文章で説明しないといけない


第二類
今まで市販で売ってた薬
胃薬やうがい薬・風邪薬以外がメイン。あと、何故か漢方薬
売るときに特に説明は必要ないが、患者から問い合わせがあったら文章で説明しないといけない


第三類
水溶性ビタミン剤。脂溶性ビタミンは記憶に無い
説明の必要はない



つまり、ネットで買えるのは水溶性ビタミン剤ぐらいで、
風邪薬はコンビニで定価で買えよという意味ですね。


しかもココにもトラップがあって、営業時間の1/2以上薬の販売をやっていればOKなんです。
つまり、24時間営業のコンビニでも、22:00~09:00まで薬の販売をしなくてもOKなんです。
(さらに薬局は薬の販売時間の1/2以上、薬剤師が居ないとダメという話です)


そうなってくると忙しくて休みの無い人や周りに薬局の無い人はどこで薬を買うんでしょうか?
末端の患者なんてお構いなしの法律です。



このリスク分類を「効き目が強い順です・分かりません」と答える薬局・ドラッグストアには行かないほうが良いね


なんつーか、薬売るなという法律でしか無いということですね。
義務化される部分もあるんで、既存の薬局さんでも高齢でやっている薬局さんは店閉めるところが続出するでしょう。
さらにわざわざ自分で店作ろうという気合の入った人が極端に少なくなるでしょう。

こんなメンドクサイ法律に従うぐらいなら、大きな調剤薬局やドラッグストアでサラリーマンやってた方が遥かに楽ですね。
(ただし10年後にリストラ受けたときに、食べていけるのか謎ですが)




つまり、今後は薬局が激減する→薬の説明が出来る場所が少ない→病気になっても相談できる場所が医者しか居ない
という今の流れでもありますが、この流れが加速化されて、医者が多忙を極め、医者のなり手が少なくなる→医療崩壊→医療費削減


あ、なるほど! 国はこうやって医療費を削減したかったのか!
確かに医者が居なければ、医療費はかからないね!
国民の健康より事務関係の公務員の休み確保を優先している国ですから、それぐらいやりそうです。