そろそろ彼女の名前をつけないと説明しづらくなってくるので
仮名を決めようと思います。
今後いろんな子が出てくるので区別するためにも。

そうだなー、仮に慶子としておきます。

それでは、慶子ちゃんとおやじの不倫話がはじまりはじまりー。



その次の次の日は大晦日で家族で私の実家にいました。

夜お酒を飲んでご飯食べてテレビ見ながらくつろぐ、ありふれた
大晦日の光景です。

そろそろ年越蕎麦を食べようかなと思っていた時私の携帯が
振動しメールが来ました。
そして携帯の小窓のイルミネーションが灯り「K子」の文字が
流れました。

あっと思った瞬間まるでドラマのように心臓が激しく高鳴りました。

それは慶子からメールが来た嬉しさと妻に気付かれるのではないか
という恐れが同時に起きて自分でわかるほど胸がドキドキしたのです。

さらに年越蕎麦の支度をしていた妻がメールに気付き
「なーに飲み屋のお姉ちゃんじゃないのー」と追い打ちをかけました。

「迷惑メールだよ」と否定しましたが手の平は汗でびっしょりになっていました.

私は今来たメールをすぐ読みたい衝動に駆られましたがどうしようもない。

だけどすぐ消さないとまずいというジレンマに悩まされました。

とにかく家を出なければ読めないと思い、蕎麦を食べながら外出する口実を
考えていました。

2話目に入ります。
その前に近況をお話ししますと
その娘とは先週も会いました。
月に2、3回会ってます。
仕事帰りに待ち合わせして
お食事したり、映画見たり、
カラオケ行ったり。
いつも楽しいです。

最初の頃、人の目が気になりました。
どう見ても年が違い過ぎるのでよく人から
見られたものでした。
若くてかわいい娘とこんなおじさんが手を
つないで歩いていると目立つんだろうなと
思いました。下手をすれば自分の子供と
言っても不思議ではない年の差です。


それでは数年前の年末の歌舞伎町を
思い出して書いてみます。

「今、目が合いましたね!」と言ってその子が
座りました。
私はちゃんとリアクション出来なかったと思います。
ですが、今度は「カッコいいですね!」と言ってきました。
それからすごくいろんな事を誉めてくれました。

それが少しも営業ではなく、ふざけているでも
なくすごく普通で自然だったのです。
なんだかすごく気分が良くなってきました。
酒やお世辞のせいではなく、その頃あまり
人から誉められる事が何年もなかったので
すこし嬉しかったのです。

彼女はよくいるキャバ嬢のような金髪で
盛っているような髪型ではなく、普通の
OLさんの髪型で化粧も普通だったので
余計に商売臭さがなかったのでしょう。
それに良く見るととっても可愛い顔です。
白い肌に大きな目と小さな口です。

でもその時はそこまでです。
それ以上何も思いませんでした。
なぜならその店のレベルは非常に
高くて他にも綺麗な子がいっぱい
いましたので、特別彼女がいいとは
思いませんでした。

それからしばらくするとボーイさんが
彼女を呼びに来て行ってしまいました。
そしてもう一人別な子が席に着きました。
その子は疲れているのか、あまり愛想が
なく会話も進みませんでした。
でも好みではないですがまあまあのルックス
です。

そして時間切れで終了という事でボーイさんが
来たので私は帰り支度を始めました。
ちょっとだけ飲んで楽しい気持ちでさらっと帰るのが
いい。 だから長居しない。 これがいいと
思っていたからです。

ところが隣に居た同僚が延長と言い出しました。
えーっと思いました。
もういいじゃないかと思いました。
どうせまた、誰かべつの子が来て適当に話を
して飲んで、それから別の子が来て交代して。
無駄だとしか感じられなかった。
何の意味があるのか、それ以上何も進まない
んだよ。
俺たちは金持ちじゃないんだから。
口説けないよ。  何もないんだよ。

と心の中で言いましたが、まあいいか1セット
くらいなら付き合いでしょうがないかと思いました。

私も「延長で・・」とボーイさんに言いました。
そしたら「ご指名はありますか?」と不意に聞かれたので
そんな事考えてもいなかったので「誰でもいいです。」
と答えてしまいました。
だけどこれでいいのか?とふと気になってしまい、
さっきの2番目に来た子は誰だったかとテーブルに置かれた
名刺を探しました。
そしてその名刺を掴むと「すいません!やっぱり●●さんを指名
います!」と席を離れたボーイさんを呼び止めました。
ボーイさんは嫌な顔一つせず「●●さんですね。」と丁寧に確認
し、奥へ行きました。

それからしばらくするとあの子が来ました。
「指名して頂いてありがとうございます。」と言って
本当に嬉しそうでした。
それからいろんな話しをしました。
そして
・・・・
を書こうとしたら妻が部屋に入って来たので中段です。←現実世界。


改めまして9/28に続けます。

そして
おもむろにその子は携帯を取り出しました。
それからこう言いました。
「携帯メールとか平気な人ですか?」

良く見ると黒い瞳が真剣に私の目を
見つめていました。

私は思わず「うん。平気だよ。」と言って
しまいました。

半分酔っていたのかもしれません。
今まで銀座の倶楽部とか、新宿、六本木のキャバクラ
赤坂のコリアンバー散々行きました。
接待費で!
女の子と何の絡みもありませんでした。
私は冷めていましたから。
あれだけきれいな女性と接していながら
心はビジネスライクであまり良く女性を見てなかった
のでしょう。

でもこの日は何だったのかな・・・

「メールアドレス教えて下さい!」と言われて
まずい!と思いました。
それは困ると思ったので。
何かうぶな男の子のようですが
何と言っても妻帯者ですから
面倒なことになるのはイヤだったので。
適当なウソのアドレスを言いました。

ところが!
当たり前なのかも知れませんが
その場でその子は携帯に入力し
発信していました。

「あれ?戻って来ちゃいました。」
「アドレス違うのかなー。変だなー。」
と首を傾げてました。

そして急に困った顔をして
「早くしないと、もう指名時間が無くなっちゃう。
もう二度と会えなくなっちゃう!」と泣きそうな
顔で言いました。

もう私は困ってしまいました。
何も出来ずにいると
その子は「携帯貸してください!お客様の携帯から
私の携帯に発信しますので、これで大丈夫!」と
嬉しそうに言って私の携帯に自分のアドレスを
入力し発信してしまいました。

それからあっという間にボーイさんが来て
時間切れを告げました。
同僚を見ると酔っ払っていたのでもう終わりにしました。

あの子が出口で見送ってくれて
小雨の降る年末の歌舞伎町を後にしました。


こうしてあの子とのはじめて出会いました。

この時の印象はちょっと可愛い子だったな・・・
くらいでした。

ところがその後あっという間に自分にとって
かけがえのない存在にその子はなっていくのでした。












中年おやじの不倫ブログはじまり、はじまり~

はじめまして。
世の中たくさん不倫話し、不倫ブログあるかと思いますが
私も幸か不幸かそういう状況になりどこかでこの幸せであり
苦しみを語ってみたい単純な動機で書き始めます。

いろんな方の投稿も見たい気がしますがあまりきつい事を
言われるとめげてしまいそうなのでどうかお手柔らかにお願い
申し上げます。

それでは第一回目のブログ始めます。

私は40代後半のしがないサラリーマンのおやじです。
身長180cm、痩せ型、まあそこそこイケ面だと思います。
今で言うところの草食系のルックスだと思います。
(何か偉そうですが子供の頃から良く言われるし
今も良く言われるので。でも若い頃クラスで目立つ訳でもなく
どちらかというと女子に気も悪がられるタイプだったと思います。)
ですが高校生のころまでモテた事はありません。
どちらかというとオタク系だったからだと思います。
(当時オタクという言葉はなくネクラとか暗いというのはあったと思います。)
大学生になってメジャーなサークルに入り出会いが
多くなって、周りから言われて気が付いたらそこそこ
イケる自分がありました。

だけど人並みに数人の女性と交際し、30歳で最愛の女性と
結婚しました。
その後仕事が激務になりいつしか20年近くの歳月が経って
しまっていたのです。その間妻以外の女性と2人で食事や
飲みに行くことどころか出会いなんか全くありませんでした。
そういうものだと思ってました。

そんなある日運命のあの日が来たのでした。

私はこの20年弱営業マンとして雨の日も風の日も土日もあまり
気にせず深夜までの接待等家庭を顧みずクソ真面目に働いて
きました。
それは今は亡き尊敬する上司の教えと若いうちに一生懸命がんばって
年をとってから楽をしたいという純粋な気持ちからでした。
ですが御多分に漏れず、不況と社内の力関係により私は負け組みの
状況に置かれていました。
あれは約2年前の年末で会社の納会の飲み会の後、中野のスナックに
当時の先輩社員に連れられ数人の社員と飲みに行ったのでした。
10時過ぎまで中野の和風スナックで興味のない話しに耳を傾け
適当に相槌を打ってました。
リーダー格のC先輩が歌舞伎町行くぞ、と言い出し私を含めて4人の
メンバーはタクシーではなく電車で中野から新宿まで向かったのです。

そのC先輩は社内でも風俗好きと噂があり、離婚暦もある人でしたので
キャバクラ行きは確実だなと思いました。

私は正直キャバクラやスナック等女性がいる店はあまり好きではありませんでした。
理由の第一は話しをしなければならない事。そして盛り上げなければならない事。
どうして面白い話しをして盛り上げなければ ならないのでしょうか。
とても無理です。
でもそれが出来ないと何かこちらがダメな人間のような雰囲気になってしまうので
それがイヤなのです。
営業マンでありながら私は正直あまりお喋りが得意ではない、好きではないという
性格なので。 高い金を払ってまでそういう店に行くのは極力避けていました。
もちろん接待ではさんざん行きました。でもクライアントが楽しそうに話し始めるのを
見て、安心してから私の相手の女性をほぼ無視状態で寡黙になるのでした。

そんな私でしたが一人逃げる事も出来ず年末の小雨が降りしきる、それでいて
ごった返した歌舞伎町に向かって行きました。
中野からの中央線は深夜で上りにも拘わらず朝のラッシュのような混み具合でした。
そして新宿駅で吐き出されると各自が居る事を確認して地下から歌舞伎町に向かい
ました。

サブナードを通って靖国通りを越えて地上に出るとそこは一番街の入口でした。
そして風俗好きのC先輩のあとをみんなで雨の中つき進んで行きました。
そんなに奥深くではなく、むしろすぐの雑居ビルの中に入っていきました。

そこがあの運命のキャバクラだったのです。

先輩は慣れたもので、というか良く来るみたいで早速店の入口で指名する女の子の
名を告げてました。

私は気が進まなかったけど付き合いなので極力楽しそうに振る舞い壁に貼られた
人気嬢の写真を見て大げさなリアクションをして同僚や店員に私なりの気を遣って
いました。
店は年末の最後の日で大変な混みようらしく他の客と一緒に10分くらい待たされました。
そしていよいよ私たち4人の番が回ってきて薄暗く大音響で男女がごった返す大箱の
店内に案内されました。

暗くてよくわからないけど女の子が数十人いるような大きな店で大変な賑わいでした。
まあ適当に時間を潰してC先輩に隠れて帰るつもりだったのですが
女の子が来るのを待ってました。

いよいよ来ました。あまり期待してなかったのですが
胸の大きいいポッチャリ系の色っぽい女の子が来ました。
顔もそこそこ可愛いです。
「はじめまして~●子です!」からはじまり、名刺を貰い、(私は渡さず)
適当に相手を褒め、何となく 話しをして時間が過ぎました。
しばらくするとボーイさんが呼びに来て●子さんは「ごちそうさまでした!」
と言って他の席に行ってしまいました。
別にいつものキャバクラのありふれた光景です。
指名なんかした事ないし、仕事で仕方なく行くだけだったので何が楽しい
のか、高い金払ってバカじゃない?くらいにしか思っていませんでした。
殆ど接待費でしか行ったことないので自腹の時はなるべくワンセットで済ませて
いる事が殆どでした。

それからしばらく待っていると薄暗い店の中で次の女の子が不意に立っていました。
ボケッと見ているとその子は隣に座りながら「今、目が合いましたね!」 と
言いました。

そう、この娘です!
運命の女性とこうして私は出会いました。