優夜Side
―莉紗との出逢い―
「だりー」
始業式が始まった。
ふと隣を見ると、
―コクン―コクン
寝ているやつが居た。
面白いから寝顔を見ると
さっきまで普通だった俺の心臓が
だんだん早くなってきている。
なんだコレ・・・?
俺は謎の気持ちに覆い込まれていく。
バッッ
隣からぎこちない音が聞こえた。
そーっと隣を見るとさっきまで寝てたやつは、目を覚ましていた。
寝ていたやつは急にこっちを向いたから、目が合った。
寝ていたやつは、こっちを見ながらニコッと微笑んだ。
ザワザワ――バタンッ、ダン
周りが騒がしくなったと思えば
式は終わっていた。
俺は一人で、新たな自分の教室に帰ろうとすると、
「優夜ぁー」
聞き覚えのない声だった。
「やっぱり、カッコイイねぇ☆優夜って8組でしょ♪
俺も8組なんだ!!ダチにしてッ。お願いッ」
頭の中が一瞬パニくった。
でも、落ち着きを取り戻し、
「お前さー誰?いきなり来てさーウザいんだけど!!!」
強い口調で言った。
ビビッたかな・・・?
「あーっ!自己紹介まだだったね。俺は白凪優葵ヨロシク☆」
そういいながら俺の手を取り、強引に8組まで行った。
「優夜の隣に座ってた子居るでしょ、その子、俺の幼馴染☆
山下莉紗って言うんだけど、馬鹿だよねー。始業式に寝るなんて」
山下・・・莉・・・紗・・・か。
「おぉ」
それからと言うもの俺は、不思議と優葵と一緒に遊んでいた。