2010年を境に総人口は減っているのに精神疾患患者の人数は逆に増えているニッポン。
統合失調症圏の疾患は横ばいということになっていますが、統合失調症圏の疾患に罹患しやすい15~30歳位の若年層の人口が大幅に減少していることを考えると、統合失調症患者の数も割合的には増えています。
【平成11年の推計人口】
【平成30年の推計人口】
このままいくと日本は精神疾患にかかっている人の割合がかなり高くなってきそうです。
早く薬物治療が原因であることに気が付いて欲しいですね。
しかし実際は精神薬が精神病を悪化させ、治らない病気にしていることに気が付くことは難しいです。
お医者さんに処方されたクスリを飲んでいるんだけれどもどうも大して良くならない。
逆に悪くなったりすることもあり、不愉快な副作用が出るからやめてみよう、そう思ってずっと飲んでいた精神薬を止めてみる。
すると症状がとても悪くなり、「ああ、やっぱり自分は病気なんだ。まだお薬は止めたらいけないんだ。」と思います。
ここで薬を止めた時の悪化が、飲む前よりも酷いことに、本人も周囲も気が付きません。
さらに患者は薬を飲み続けます。
飲んでいるうちに調子の波が出てきて、良くなったり悪くなったり。
相当悪くなると薬が増えたり変わったりして一時的に持ち直したりします。
「さすがお医者さん、いい薬をありがとう。精神薬は効くなあ。」
患者はますます薬に頼るようになり、薬の調整でなんとかいい状態をキープしようと努力するようになるのです。
しかし脳に作用する薬、それを大して知識のないセンセイが行き当たりばったりで処方するので、うまく効くとは限りません。
一時的に良くなっても、また良くなったり悪くなったり。
そのうちだんだんと悪くなり、治らない精神疾患患者となっていきます。
冷静に考えれば薬を飲んでから悪くなっていったのに、薬を止めると悪くなって再服薬すると状態を持ち直すので、周囲も本人もすっかり薬のおかげでなんとかなっている、と思うようになります。
こうして気が付かないうちにすっかり牧畜ビジネスに取り入れられてしまうのです。
確かに精神病というのは治すのは難しいと思います。
一回機能を低下させた脳というのはなかなか元に戻りません。
場合によっては不可逆な損傷を起こして戻るのがかなり難しい状態になってしまうこともあるでしょう。
そして環境を変えるのが難しいとなると、回復はできないかもしれません。
その場合は薬で思考停止させるという選択肢もあるのでしょう。
しかしその選択肢は最終手段にしてもいいのではないかと思います。
薬を飲まなければ、すっきりと治る可能性があるからです。
そして一回薬を飲んでしまうと、一生薬を飲むことになってしまい、すっかり元の状態に戻ることがとても難しくなるからです。