エビリファイはメジャーなので、基本的には太る副作用があります。
うつでの適応承認時のエビリファイの副作用頻度
- アカシジア(28.1%)
- 体重増加(10.1%)
- 振戦(9.4%)
- 傾眠(9.0%)
- 不眠(7.3%)
- 便秘(5.6%)
副作用として、体重増加はアカシジアの次に多くなっているのがわかります。
しかし実際にはエビリファイを飲んで太る人もいれば、やせる人もいます。
エビリファイは内蔵にすっごく悪い為、内蔵機能が衰えて食が細くなったり吸収が悪くなったりするのでやせるのではないかということが考えられます。
うちの息子はエビリファイでガリガリになりました。
検査では肝臓の数値が悪かったです。
エビリファイを止めたら肝臓の数値が良くなり、体重も普通に戻りました。
「薬を飲むと気分が安定してご飯が食べられるようになる。そうすると運動量よりも食べてる量が多いから、結果として太っちゃうんだよね。」
こんな大笑いな理由を先生自身が本当に信じているのか、はたまた患者さんを安心させる為にウソをついているのかはわかりませんが、
「精神科の先生ってほんとに適当なこと何でも言うんだな。」
と思ったコメントでした。
例え患者さんを安心させる為に言ったとしてもウソは良くないですし、こういうことを言っていると他の部分でもエスカレートしてどんどん適当なことを言うようになってしまいますよね。
まあ、この方はエビリファイで内臓を悪くされていなくて、肥満の副作用の方が強く出て太っているということは考えられるので、
「健康な証拠だよ」
というところは、体の機能がそれほど落ちていないと考えれば合っているのかもしれませんが。
(食べたらすぐ太ってしまうという副作用がある以上は純健康体とは言えないですけどね。)
エビリファイは他のメジャーに比べて副作用が出ない薬と言われていますが、それは目に見える部分のことであって、実際はじわじわと体を蝕んでいることは確かなので、血液検査や尿検査、心電図の検査などは定期的にされた方がいいと思います。
もちろん他のメジャーも同じです。
(精神薬全般に言えることかもしれませんが、メジャーは特に。)
今はベンゾの減薬・断薬の際に、不眠を解決する薬としてセロクエルを使う人が多いみたいですが、セロクエルはジプレキサの次に太る薬です。
血糖値が上昇しますし、決して体にいいものではありません。
なるべく使わない方がいいと思いますし、今ベンゾの減薬・断薬で使っている人も早めに止めた方がいいと思います。
お医者さんは精神科医と言えど医師なので、ウソをついたりしてはいけないのですが、精神科においては全てが仮説の上に成り立っており、どれがホントなんだかウソなんだかがはっきりと決まっておらず、診断は全て医師の裁量に任されていて、治った治らないの定義もあいまいで、「医師の失敗」というのも存在しないので、お医者さんもだんだんと適当なことを言うのが平気になってきてしまうのかもしれませんね。