坂村真民さん

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真民さんの詩

 

焼き直しです

 

 

 

 
 

 

 

坂村真民さん


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真民さんは
詩集 念ずれば花ひらく の
あとがきで 次のように 述べている

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「念ずれば花ひらく」の詩が生まれた時、
わたしは目を患い、絶望の底にあった。
街頭のどんな大きな字もまったく見えず、
心も体も、暗い世界に落ちていた。

M眼科は名医であったので、朝早くから
多くの患者が、順番を待っていた。
わたしも番を待つ間、近くの神社にいた。
大きなモチの木があり、赤い実
たくさん落ちていた。その赤い実を
見ていると、母のことが思い出された。

母の名は「」といったからだ。
母の苦労に報いることなく、このような
病気になったことを、
深く思い悲しんでいた。その時、
生まれてきたのが、この詩であった。
そうした
絶望の淵から
生まれ出たことを思うとき、この詩は
神から授けいただいたのであることが、
あとになってわかってきた。


作品というものは不思議なもので、
苦しんでいる時は暗い詩になるかと
思いがちであるが、
ふと流星のように、
明るい詩が生まれたりして、
落ち込んでいる魂を奮起させてくれ、
体の病も治ったりする。

そうした詩が、わたしにはいくつもある。

一寸先は光だと、わたしは言うが、
絶望だ、闇だと、あと二分の命しかないと、
落ち込んだ時も、救われた。
その時は、まだ

夜の明ける時刻ではないのに、
窓の外が明るかった。

どなたか光る方が立っていられるかと思った。
あの時は目の病から、体の病となり、
ぎりぎりのところまで来ていた時であった。

あれからわたしは大きな病気はしなくなり、
今は視力も回復し、どんな小さな字でも
読めるようになった。

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まめ助は ここに もどります
必ず もどります
原点ですから

念ずれば 花ひらく

そして
真民さんが 使用する
漢字 カタカナ ひらがな
その書かれた文字すべてに
意味があり
メッセージが聞こえてくる
そんな気がします。



ひらく は

ひらがなですね

 


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念ずれば 花ひらく

 

 

念ずれば
花ひらく
苦しいとき
母がいつも口にしていた
このことばを
わたしもいつのころからか
となえるようになった
そうしてそのたび
わたしの花がふしぎと
ひとつひとつ

ひらいていった
 




 

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