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中国でソーシャルゲームを配信してる日本人のブログ

中国スマートフォン向けソーシャルゲーム市場情報は日本最大級蓄積しています。記事はネットにある既存の記事の要点をほぼ抜粋しております。たまに自分の見解も書いています。中国スマホゲーム市場についての質問を受け付けております。

ちきりんの記事
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まさかと思いますけど、「自分の強みを活かして勝負する」ってのが「いい作戦だ!」と思ってる人はもういませんよね?

この「自分の持っている価値あるものを活かして○○する」という発想法のリスクというか、限界については、しっかり意識しておいたほうがいいです。

これって、あきらかに「供給者視点」であって「消費者視点」じゃないでしょ。そこが致命的なんです。

↓こう書けばわかるかな。

供給者視点:自社の持つ圧倒的に優れた技術を活かして、商品開発!

消費者視点:消費者が熱狂するほど欲しがるものを、世界中から他者の技術を集めてでも開発!
前者と後者の典型的な会社名も思い浮かぶでしょ?


前者は「差別化が大事」とか思ってるのかもしれないけど、後者は差別化なんて気にもしてない。「差別化」ってのは対競合の視点であって、対顧客の視点の言葉じゃないんだよね。競合と顧客、まずはどっちを見るべきなのか、よくよく考えたほうがいい。

てか、まずは顧客を満足させ熱狂させるのが最初でしょ。競合のことはその後でいい。

そこを間違えてるから、前者に対して顧客は「あんたの技術がどんだけスゴかろうとオレには関係ない。要らんもん作ってくれても買うわけない」ってことになる。

今どき事業戦略を立てる時、「自社の強みは何か」みたいなところから考え始める会社って、もうそれだけで終わってる。

そういうのって、技術を企業が囲い込んでいた時代の発想なんだよね。今や、技術は世界中の企業(や大学や研究機関や個人)が持ち寄って組み合わせて使うものになってるんだから。

わかってる?

個人でいえば、「やればできるのに(なんでやらないの?)もったいない」みたいなのも同じ。
んなもん、ナンモもったいなくないってば。人間は「やればできること」ではなく、「やってて楽しいこと」に人生の時間を使うべきなんです。「自分が他者より巧くできることをやるべきだ。それを選ばねばならぬ!」って、超貧乏性な発想だよね。ピアノが少々巧くたって、好きじゃないなら長い時間かけて練習したってしゃーないやん。そんなん人生の無駄使いでしょ。苦痛なだけじゃん。宝なんて持ち腐れてればそれでいいんです。

子供に関しても、「この子の得意なことは何だろう?」とか考えてるとトラップにはまる。「この子のやりたいことは何だろう?」って考えないと。

就活の時も、学生さんはよく「私の強みは!」みたいなアピールをしてるけど、あんなの真面目に聞いてる人事なんかいるの? 面接する方が見てるのは「こいつは役に立つか?」ということであって、その人が自分で考えた強みとか、超どーでもいい。

強みから出来てようが、弱みから出来てようが、買ってきて集めた技術から作ったものだろうが、「これが欲しかった!!」みたいなもの作ってくれれば、それでいいんです。

反対に言えばこれからは「これが市場から求められてる!」と思うものなら、外部から人を雇ってきてでもわが社が提供する! という覚悟のある会社じゃないと生き残れない。

「自分の強みを活かしてできる範囲」しかカバーしない企業なんかお呼びじゃない時代になってる。

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http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20130312