★「本当の友達」をキーワードに小3に読んだ絵本★
皆さま、こんにちは。
自分を満たすことから始めよう。あなたも笑顔、私も笑顔。
絵本セラピストの江野澤牧子です。
前回のメルマガで小学校低学年のお友達トラブルが頻発していること。
対応策の一つとして絵本を使ったお話しを試みること。
そこで「本当の友達」というキーワードに合う絵本を教えてほしいと投げかけました。
そうしたら沢山のお返事を頂きました❗有難うございます🥰
知らない絵本もあったので少しずつ読み進めてこちらでも紹介していきたいと思います。
で、職場で何を読んだのかというと『おれたち、ともだち!』シリーズの中の一冊を読みました。
→『おれたち、ともだち!』全14巻
小学生のいる現場でこのシリーズはテッパンですね。小学3年生に読みました。
今日の一冊
『ともだちや』内田麟太郎/作 降矢なな/絵 偕成社
1時間100円で友だちになる〈ともだちや〉。おかしな思いつきからはじまった、キツネとオオカミの「おれたち、ともだち!」絵本。
〈偕成社HPより引用 https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784032048902〉
1時間100円で友達になる商売「ともだちや」を始めたキツネ。
そんなキツネにオオカミが声を掛け、トランプで遊びました。
トランプが終わりキツネが代金を請求するとオオカミは「友達から金を取るのか」と怒ります。
そして明日も明後日も遊ぶ約束をし、これをきっかけに二匹は本当の友達になります。
オオカミはキツネに一番大事なミニカーをあげました。
読み終わって子ども達に「キツネは何でともだちやを始めたのか」「オオカミはどうして一番大事なミニカーをあげたのか」について感じたことを話してもらいました。
その中でキツネにミニカーをあげたオオカミのことをこんな風に言う子がいました。
「オオカミとキツネは本当の友達になったから、お揃いにしたかったんだよ。オオカミとキツネで色違いのミニカーを持っていれば、いつでもお互いのことを思い出せるから」
その子の話を聞いて一緒に絵本を振り返ってみて納得。
23ページ、オオカミの部屋の中にはステレオがあってその上に青い車が飾ってあります。
そして28ページ、オオカミがキツネに手渡したのは赤いミニカー。
これを見て色違いのミニカーを渡したと思ったようです。
子どもってすごい!本当に絵本の「絵」を読んでいるんだなあ。
今回は子ども同士のトラブルを減らすために𠮟責ではなく、絵本でアプローチしてみるが目的なので道徳の授業のような雰囲気もありました。
まあ、それはしょうがないですね。
職場のチーフからも読み聞かせに好感触を頂けたので、少しずつ読む機会を増やせたら嬉しなあ。
皆さんの毎日が、いいことでいっぱいになりますように。