完璧主義者といっても、この世にはいろいろいると思う。限界まで自分を追い込み、完璧を目指す人もいれば、周りにまで影響を及ぼす人もいる。時にはそれが害になることさえある。ここでは、学生時代の僕の話をしたい。

僕が小学4年生くらいの頃、少しずつ自分の限界が見え始めていた。自分は周りより優秀な小学生だったと自負しているし、周りからもそう言われていた。けれど、周りに隠していたことも多かった。100点が取れなくなり始めたのが周りより早くて、僕は焦り始めた。頑張る秀才とは違い、勉強しない癖がついていた僕は、この先かなり苦労した。

小学5年生の後半になると、塾に通い始めたことでテストの機会が増えた。塾ではそれなりにできていたので問題はなかったが、小テストは違った。当時、これがこの世で一番苦手なものだったと言っても過言ではないと、今でも思う。小テストが終わるとすぐに答えを確認して、自分の回答の上から正しい答えを書き込んでいた。僕は努力はしないのに、完璧でいたいという都合のいいやつだった。そうやって取り繕ううちに癖が定着して、失敗を見せるのが怖くなり、後戻りできなくなった。

それでも、そういう自分を理解し、向き合ってきたからこそ今の自分があるとも感じている。レベルの高い集団に身を置いてやってきたからこそ、得たものもあった。他の分野ではそれなりに結果も残してきたし、友達との関わりも悪くなかったと思う。今さら後悔はたくさんあるし、小さい頃から哲学めいたことを考え始めると、キリがなくなっていた。

努力しない完璧主義者は、どうやら都合のいいやつだったらしい。けれど、だからこそ成し遂げられることも多かったのである。なんでかって?ここにいい例があるからだよ。