[業界に大打撃]韓国定番ラーメン食べるとがんになる?!世界中で回収騒動
タニタの谷田千里社長は「レシピ本が生まれたのは偶然だった」と話す。社員食堂がテレビ番組で紹介され、それを見て問い合わせてきた大和書房と契約。社食担当の栄養士、荻野菜々子さんが全面監修した。
◆冷蔵庫の残り物活用
谷田社長は調理師と栄養士の資格も持つ。その経験から「冷蔵庫の残り物を活用しやすいよう、巻末に索引を入れ、各ページに『使い回しレシピ』を入れるよう進言した」。この“ちょっとした工夫“がベストセラー化を後押しした。
ただ本はヒットしても本業の計測器事業は赤字続き。景気低迷とデフレの加速で海外などから低価格商品が相次いで参入し、機能の高さから値の張る商品を展開するタニタの経営状況は芳しくなかった。そのさなかに食堂出店の話が舞い込む。
「経営を建て直す方が先だし、製造業からサービス業へ行く不安もあって迷いましたが、まあやってみようかと」と、谷田社長は振り返る。創業の地、東京都板橋区に本社を構えるタニタだが、都心に情報発信拠点を設けたいという思いもあり、進出を決めた。
立地は当初「若者も多い渋谷か新宿」と提案されたが、「一過性のブームにはしたくない」とオフィス立地にこだわった。継続的にビジネスパーソンに通ってもらい、タニタのメニューで健康的に痩せることを実感してもらいたかったからだ。ランチをタニタに変えれば、通常の外食より300~400キロカロリー減る。1カ月で脂肪1キログラムに相当する7200キロカロリーを抑えられる計算だ。
東京・丸の内のビルの地下に、定食を800~900円で出して損益分岐点をクリアできる場所が見つかった。平日ランチのみの営業で1月にオープン。約70席で1日350食前後を提供して、連日ほぼ完売する。6月には東京・五反田のNTT東日本関東病院内に2号店がオープン。フランチャイズ方式も使い、展開を増やす計画だ。
丸の内タニタ食堂を訪れた栃木県の50代の女性は、「薄味だけど味がしっかりついていておいしい。レシピ本にある『野菜を固めにゆでる』というのがどういうことかよく分かった。家でも作ってみたい」と満足げに話す。「『タニタのおかげで痩せられた』という感謝の声もたくさん来ています」と責任者の南修二さんは言う。
◆プリン市場10億円
レシピ本や食堂のヒットを機にコラボレーション(共同開発)の依頼も数え切れないほど持ち込まれる。ただ実際に組むのは「業界のリーディング・カンパニーで、相乗効果が見込める企業」(広報)に限っているという。
例えば、昨年3月から森永乳業が販売する「100kcalデザート プリン」シリーズ。人工甘味料を使わず、しょうゆを隠し味に使うなどして、カロリーを通常のプリンから3~5割抑えた。かぼちゃやキャラメルなど期間限定の味も随時、展開した結果、年商10億円がヒットといわれるプリン市場で、初年度売り上げで10億円を達成し、計画比2倍の勢いという。
コラボ商品も全て荻野さんが監修しており、森永乳業のプリンは7~8回も試食を繰り返した。「ヒットしているのは、おやつを食べても健康に良く、罪悪感を感じなくて済むからでは。本が売れただけでもすごいのに、食堂にコラボ商品まで展開できるなんて」と感慨深げに振り返る。
なぜここまで支持されたのか。荻野さんは「これまでダイエットはおいしくないものだった。でもいままでにないおいしさでバランス良く食べられる、これでいいんだという驚きがあった。求められていたことがあり、そこにタニタがあったから」と分析する。
来春にはこれまでの経過を描いた映画が公開予定。タレントの優香さんほか、俳優の草刈正雄さんらの出演で製作が進む。こうした「タニタ現象」は「本業にすごいフォローの風になっている」と谷田社長は感慨深げに振り返る。健康に対するイメージを、「まずい」から「おいしい」に変えたタニタ。「健康総合産業」として新しい分野を切り開くことが期待されている。(藤沢志穂子)
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