わたし「ビッグサイトに痛チャリで行くか」
ふとそんな事を思いついて私は自転車の整備をした。
まさかあんな事になるとはこの時の私はまだ思いもしなかったのです----------------
とかアホな事で始まった今回の記事。
昔からこのブログを読んでる方(そんな人がいるかは知らん)なら私がかつてはママチャリをカスタムした所謂「痛チャリ」であっちこち走ってたのをご存知のはず。
※若き日の私の黒歴史↑
そんな私も年数回もの自転車レースに出てたくらいにはロードバイクを乗りこなしてたんですが
病気になってレースに出なくなってからもう数年は経ちます。
昔は遠出しないにしてもローラー台と呼ぶトレーニング機器で体づくりしてました。
だから当時は突発的に「さーにゃ、アキバ行こうぜ!」とか誘われても二つ返事でOKして、走って向こうに行って遊ぶ体力もありました。
そんな事すっかり忘れて「レース出る前からママチャリで横浜行ってたんだし今も行けるでしょ」とアホ面で自転車に跨ってしまいました。
前置きはここまでにして令和の私。
二子玉川を越えたあたり。
この日の私は「案外まだ走れんじゃん私。このままレース復帰とかしちゃうか?!」
とか呑気な事考えながら走ってました。
これは三軒茶屋付近から渋谷に近づくにつれて増える放置されたフレーム
この日だけで4台くらいホイールが抜かれて捨てられてるに近い自転車があって治安の悪さを感じました。
そしてどんどん都内に向かうにあたって徐々に身体に違和感が走ります。
六本木に入ったあたりで両足に悲鳴が。
そう、両足の太ももが攣りました。
いや人生で初めての経験過ぎて対処法が浮かばなかったくらいには慌てました。
先ほど書いた通り私は自転車でレース出てた時に「同じ大会でクリテリウム6周、エンデューロ(個人3時間午前の部)とエンデューロ(チーム3時間午後の部)、タイムトライアルと複数種目」走ってた時があるんですが、その時でもこんな事起こらなかった。
もっと言えば学生時代に学校終わってすぐにアキバにママチャリで走った時ですら無かったので、マジで計算外と言うかめちゃくちゃ焦りました。
特に動けなくなった付近がコンビニすら見当たらない区域でアミノ酸摂りたくても買いに行けないので。
ゆっくり時間をかけて落ち着くまで座り込んでました。
何人も周り通ってく中、声をかけてくれた方が女性1人とお巡りさん(多分不審者だと思われた)くらいで都内の恐ろしさも感じました。
いや痛チャリ抱えて苦痛の顔して座り込んでるヤバい奴すぎるから話しかけられないよね(苦笑)
5、6分経ってようやく攣ったのも落ち着いて軽くならペダル回せるレベルになったので、コンビニまで走って水分とアミノ酸含んだ物を購入して身体のケア。
また走り出したのですが、葛飾方面に行くつもりが道に迷って何故かレインボーブリッジ付近に。
「昔レインボーブリッジは歩いていけるって聞いた事あるぞ?」とうろ覚えの記憶を頼りに警備の方に聞いたら自転車は押して持っていけるよ。とお返事をいただき、では行きたいと答える。
レインボーブリッジは通る際に自転車は後輪に台車の取り付けが必須なのですが、私の自転車は痛チャリの為後輪がディスクホイールで固定できない。
なので前輪に台車を取り付け。
大丈夫なのかな?とは思いましたが、おそらくこうしておく事で車両として乗れなくなるので「これは手荷物なのですよ」とする為の対処なのでないかなと。
ここで私は一つ大きな失敗をしました。
レインボーブリッジって海を渡るんですよね。
普段車でしか通らないから距離感ズレてました。
バカみてえに長え
いやぁーびっくり。びっくり。
先ほどケアした足がまた攣りそうになるくらいには足への負担半端ない。
「お台場の球体だーー」
と記念写真撮りましたが、この時点でもう帰りたい。って弱音吐いてました。
しっかり声に出して。
まぁどうしても行かないといけない理由があるので帰れないんですけど。
長い橋を渡り切ってようやくビッグサイトに辿り着きました。
もうツラい。
帰りたい。
ただこの日「みんなでトライ」と言う同人イベントがありまして、そのイベントへの入場チケットを買ってしまっているので無駄に出来ないと言う貧乏性だけで走り切ったのです。
自転車を駅舎となりの駐輪場に置いて会場に向けて歩きます。
この時も足が痛くて仕方ない。
手続きをして会場内へ。
「みんなでトライ」は「アリス ギア アイギス」というゲーム作品がテーマの同人イベントなんですが、実は他タイトルの同人イベントとの合同企画でして。
正式なイベントタイトルは「陸海空魔合同演習フレンズ」
ここの「みんなでトライ」と「勇者部満開」、「ブルーマーケット」が目的なのです。
個々のイベントで参加されてる3サークルの出す本にイラストの寄稿をさせていただいたので、献本の受け取りとご挨拶に来たんです。
特に1サークルの方は九州地方の方で中々こちらに来る機会もないので、流石にこのタイミングを逃せなくて。
挨拶も済み一通り見終わったのですが帰りたくても自転車を漕ぎたくない私。
イベントも終わり際になったので仕方なく会場を後にし自転車に跨りました。
有明通り付近の橋。
景色が綺麗!
…と言うのもあるけども、足もですがお尻が痛過ぎて行きより無駄に休憩を挟んじゃう。
正直足が痛いくらいなら無理矢理でも回せるんですがお尻が痛いのがやばくて。
足だけを回したくてもお尻にも力と言うか体重がかかっちゃって倍負担がかかって死にそうになる。
正直帰りは半分くらい自転車押して歩いてました。
下手したら東京葛飾から神奈川溝口間の距離押して歩いてたかもしれない。
私はマラソンランナーか。
都会ならではの配達ロボットと一緒に歩く。
私はなんで自転車乗る格好して歩いてるんだろう。
自転車捨てて電車で帰ろうかな。
明後日締め切りの原稿あるんだけど無事帰れるかな。
とか考えながらようやく国道246号に。
それと同時に「ここから246って事は家まで後30kmか」と距離がわかってしまい絶望。
しかもこの時点で21時。
ただここでラッキーな事が起こりました。
自転車レースを走ってた時には自律的に起こせてた限界突破状態、所謂「セカンドウィンド」がここで発露したのかさっきまで死ぬほど痛かったお尻の痛みが無くなって自転車に乗れる様に。
この状態の内に自宅付近まで行かないと今日中に帰れないと直感したので足千切れるくらい全力で回す。
自宅まで10km地点付近で足がまた攣りそうになったのと水分も切れたので仕方なくコンビニに。
座ってちょっとだけ休憩のつもりが気がついたら駐車場の隅っこで鞄抱えて寝てました。
マジで夜中と言うか深夜帯で良かった。
てかこんな状況で寝れる自分が怖い。
汗で濡れた服が夜風のせいで冷えて寒いのでコンビニに入店。
店員さんに許可をもらいトイレで予備で持ってきていたTシャツに着替えさせていただいて、温まるのと空腹を埋める為にカップ麺を購入。
久しぶりのヌーズ。
よく痛チャリで走ってた頃はカップ麺も120円くらいで買えたので毎度お決まりの儀式でした。
今やこのサイズで200円近く……今の貧乏学生は何を食べるんだろうか……
スープで暖だけじゃなく塩分も摂ってまた走り出す。
結果深夜3時に自宅へ。
なんとかシャワーだけは済ませて、泥の様に眠りにつきました。
次の日。
全身筋肉痛すぎて夕方になるまで身体が全く起こせなかったワタクシでした。