随分前にも書いた事がありましたが
理学療法士のお仕事のお話です
私の中では、どちらかというと
整形外科にいて、電気とかかけてちょっとマッサージして
相談とかに乗ってくれる優しい人
そんなイメージだった(ごめんなさい)理学療法士さん
でも、知れば知るほど違うんだなぁ~
と思うことがたくさんあります
随分前にも、白い柔らかそうな運動靴を買ってきた彼女は
何やら、靴の前の部分をいきなりハサミで切り始め
何をするのかと思えば
患者さまの『傷口にあたると痛い部分』をくり抜いて
その方専用の靴を作っていました
そして、昨日見た光景は
ビニールのゴミ袋、アイロン、トレーシングペーパー
お風呂の床などに敷く1cm厚さくらいのマット10cm×20cmくらい
バスマットの下などにも敷くすべり止めのシート
一体、何が始まるのかと思えば
下肢閉塞性動脈硬化症の患者さまが
(足はギプスにも似たシーネというものをされている状態)
ご自宅に帰りたいとの事で帰られたのですが…
その後、外来で見えた時に、こんな生の声
『外に出たあと、家に入ったりする時に、足が汚れたまま
入るのはどうもなぁ~』 …との事。
…と、そこで彼女が考えた事は
『ゴミ袋長靴』
ビニール袋を、数枚くっつけけて厚くするのには、
トレーシングペーパー2枚でビニールをはさんでアイロンを
かけるとウマクくっつくという事を海外のサイトで見付け…
なるほど、うまくいっています
いとも簡単にくっつきます
ぶ厚くなったビニールを長靴型に切って、マチを付けて
上部のところには、穴あけパンチで穴を開けてから
紐を通したら、足のサイズに合わせて
結ぶ事ができる様になりました
お風呂のマットは靴底になり、
靴の中の足に接する部分と、
靴の外側の底の地面に接する部分には
滑り止めがつけられました
『1人の方と向き合って身内の様に接する』
そんなケアもあるんですね
長寿国日本ですが、色んな分野に得意な人たちが
少しずつ知恵を持ち寄って誰もが健康に長生きできる
本当の意味での長寿国日本になっていかれれば
いいのにな って心底思います
今日は、出勤予定のもう1人の社員さんが
急にお休みで 突発的に社員1名体制になったので
会社で『ナチュ缶詰』になります
今日はあったかくなるみたい
素敵な1日になります様に