ＣＯＴＴＯＮ　ＣＬＵＢ　千代田区丸の内

　　　（直近）訪問日　2023年11月

　　　　最寄り駅＝東京駅

　　　　営業状況　　〇営業中

　　　＊紹介ディスク　「Ｒｅｓｐｅｃｔ」

　　　　　　　　　　　飯田久美子

　　　　　　　　　　　レーベル＝ウイスパー盤　録音＝2014年

〇昨年（2023年）11月、実に久しぶりに、ヴォーカリスト　飯田久美子さんのライヴに行ってきました。丸の内「ＣＯＴＴＯＮ　ＣＬＵＢ」です。

　同店へは、2014年1月、一度だけ行ったことがあります。どうも、六本木、銀座、丸の内等々、セレヴが使うお店は、敷居が高く落ち着かないという先入観があり、あまり積極的に行く気が起らなかったのですが、その時は、ある外人接待のため使いました。トロンボーン奏者　クリス・ブルーベック（ピアニスト　デイヴ・ブルーベックの息子）がリーダーのライヴでした。アメリカ人の接待に、アメリカのミュージシャンの演奏を日本で聴かせるのではあまり能がないとは思ったのですが、日程上調整ができませんでした。しかも、入れ替え制のため、ステージは１回のみでした。

　今回は、飯田さんがお店を借り切ってのご本人主催のイヴェントでしたので、入れ替えもなく、飯田さんの歌をたっぷり堪能できました。

　飯田さんは、本誌に掲載を始めた頃、上野「ＱＵＩ（き）」（2020年4月号）で紹介しています。ちょうど、新型コロナ禍による行動規制が一番厳しい頃で、ライヴを紹介するタイミングとしてはあまり良くなかった頃でした。

　私と同じ姓ですが姻戚関係はありません。しかし、下の名前が私の妹とまったく漢字まで同じなので、何となく親近感が湧き、デヴュー間もない頃から、熱心に応援してきました。

＊ニューヨークのコットン・クラブについて

　紹介店の店名の元になっている本家コットン・クラブは、ニューヨークのハーレムにありました（写真）。一流の黒人ミュージシャンを多数出演させていましたが、客はすべて白人でした。

　ギャングとして名高いオウニー・マドゥンが1923年に経営権を握り、店の名を「コットン・クラブ」に改名し、ハーレム随一の有名店になりました。デューク・エリントン楽団は1927年から1931年までクラブの専属バンドであり、そこから知名度を上げて行きました。

　フランシス・フォード・コッポラ監督による同名映画は、当時の時代背景がよくわかり、面白かったです。

　なお、紹介店にも、往年のコットン・クラブの写真が掲載されています。

＊紹介ディスク

　飯田久美子さん２枚目のリーダーアルバムで、ウウィスパー・レーベルから発売されました。

　そのディスクの中から、ジョニー・マーサーの「Ｓｏｍｅｔｈｉｎｇ‘ｓ　Ｇｏｔｔｔａ　Ｇｉｖｅ」を歌ってくれました。非常に歌詞が難解な曲で、それを楽々熟してしまう飯田さんの実力に脱帽です。

＊店舗入り口

＊ステージ

＊紹介ディスク

＊ハーレムにあったコットンクラブ

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