今週の禅語「看脚下」

中国の宋の時代の言葉です。

ある夜、法演禅師が3人の弟子を伴ってあるいていた時のこと、突然風が吹いてきて、手にしていた灯火が消えてしまったのです。

辺りは一瞬にして、真っ暗になりました。

法演禅師は、直ちに3人の弟子達に、突然の出来事に対して悟りの心境をそれぞれに語句で述べよ、と問いました。

3人の弟子達は、それぞれに答えましたが、その中で仏果という名の弟子が、「看脚下」と答えたのが、法演禅師の心に適ったのです。

真っ暗闇の中では、あらぬものを想像して右往左往して、道を見失うことになりがちですが、そんな時こそ、「却下を看る」という当たり前の事をしっかりと行う事がたいせつであると語られているのです。

私達は、常に足元を看る事を実感する事が大切なのです。

当たり前と思っていた物一つ一つに感謝して、生きていきましょう。