うちの会社で毎週配信されている、ちょっといい話をこちらに転載しようと思います。

調子にのって2話連続投稿です。

興味の無い方は適当にスルーしてね♪



ようこちゃんの話


暴走族レディースメンバーだった女性が16歳で子どもを産みました。
すぐに離婚して、母子家庭に。

子どもはようこちゃんと名づけました
ようこちゃんはすくすくと育ち小学校に入学しました。

娘の宿題を見てあげたいけれどお母さんは元ヤンキー。
自分は勉強してこなかったので教えることができません。
お母さんは言いました。

「ようこちゃんごめんね。
ママはお勉強をしてこなかったから、宿題を見てあげられないの。
だから、これからはようこちゃんがママの先生になってお勉強を教えてくれる?」

ようこちゃんは決めました。
お母さんに学校の勉強を教えてあげるということ。

それからというもの、お母さんに教えるために毎日の授業を聞くようになりました。
毎日毎日、1日の授業を30分にまとめて、お母さんに授業しました。

お母さんも心から喜びました。
「ありがとう。ようこちゃんのおかげでママも同級生と同じくらい賢くなったよ」
時には、
「ここ分からないんだけど質問していい?」
と、恥ずかしがることもなく質問もしました。
「この前言ったじゃない!」
と、ようこちゃんに叱られることもあったそうです(笑)

そうして6年が過ぎ、ようこちゃんは中学生に。
あるとき、周りのお母さんからこんな質問をされました。
「どうやったらあんなに勉強のできる子に育てることができるの?」
「えっ!?」
お母さんは思いもつきませんでした。
うちは裕福ではないから、塾などにも行かせてあげることもできない。
どうしてか分かりませんでした。

でも、思い当たることが一つだけありました。
「私のために授業を聞き、伝えてきてくれたからかな・・・」


     塩谷隆治の元氣アップ~ココロのサプリメント~から転載