ヘリウムは米国など数カ国でしか産出されない希少資源で、日本は全量を輸入に頼っている。中国など新興国での需要拡大に伴い、ここ数年、ヘリウムの供給不足が慢性化。今回は主要供給元の米国での設備トラブルが追い打ちをかけた。
日本の9月のヘリウム輸入量は、需給逼迫(ひっぱく)前の5月に比べ36%減。その後も回復していない。ヘリウム販売を手がける伊藤忠商事のグループ会社は「在庫が底をつき、納入量を大幅に絞らざるを得ない販売会社も増えている」と話す。
特に影響が懸念されるのが、ハイテク機器。沸点が低く、超低温になるヘリウムの特性を生産工程で利用している製品は多く、日本産業・医療ガス協会によると、ヘリウムガスのうち25%が光ファイバー、22%が半導体の生産現場で消費されているという。
医療現場で使う体内の状況を画像化するMRI(磁気共鳴画像化装置)は内蔵する超電導磁石の冷却用に液体ヘリウムを利用。定期的に液体ヘリウムを補充する必要がある。十分な量を確保できない中、医療機器販売業者は顧客の病院などにヘリウムの補填(ほてん)量を最小限に抑えるよう要請している。
産業分野でのヘリウム獲得競争のあおりで、娯楽産業ではヘリウムの入手が極めて困難になっている。東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市)では11月下旬から、ミッキーマウスなどを描いた人気商品のキャラクターバルーンが一斉に姿を消した。数年前にヘリウムの需給が逼迫した際は販売数を減らしてしのいだ。しかし、今回は83年のディズニーランド開業以来、初の販売中止に追い込まれた。
風船を使ったイベント演出を手がけるアップビートバルーン(岡山市)も「当面、風船を空に飛ばす演出はできない」とあきらめ顔だ。ヘリウム同様、空気より軽い水素を使えば風船は浮かぶが、燃えやすい欠点があり、安全性の面から代替品にできないという。
ヘリウムの需給逼迫を受け、岩谷産業はカタールで、国内輸入量の60%に相当するヘリウム権益を確保。ただ、供給開始は来春以降になる見通しだ。【赤間清広、岡田悟】
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