この前、心温まる出来事があった。入居者さんに発熱、嘔吐、めまいという症状が出て緊急に病院に車いすでお連れした。点滴が終わり、またホームまで車いすを押して帰る時、雨が降り出した。念のため傘は持って行っていたが、両手で車いすを押しているから傘がさせない。苦肉の策で、その方に傘をさしてもらい、自分は濡れて行く事にした。『風邪引いてるから、濡れんようにしっかり傘さして、私は着替えがあるから』ってきちんと話をし、いざ雨の中へ。でもその方は、私が濡れないように、手を精一杯に伸ばして傘をさして下さっていた。いくらお願いしても、「あんたが風邪引いたらいかん」って私の心配ばっかりしていた。結局二人で濡れる事になったけど、人から貰う思いやりって、とても温かく、ありがたいなってつくづく思った。風邪が酷くならないでよかった。ありがとう。
Sさんは猫が大好き。ペットセラピーと名付けて、昔お世話になっていたグループホームの猫好きのホーム長が拾ってきて、要支援2と勝手に介護認定までして、ケアプランまでたててもらったミーコ。ミーコは野良猫で目と耳と口が炎症を起こしてて、放っておいたらもう逝ってたかもしれない。でも、運良くホーム長に拾われて、みんなで介護をする事になった。ご飯をあげ、薬を飲ませ、軟膏をぬり、目薬をさし、トイレを片付け... ホームの中では警戒して隠れ、薬を塗るのも傷覚悟。大変だったけど、段々元気になってくれるのが嬉しかった。
Sさんは、自宅で訪問介護を受けていた時、野良猫のために一部屋暖房をつけて窓を開けっ放し。ご飯も欠かさず、野良猫の24時間無料寄り合い所をつくっていた程の猫好き。でも、結局ミーコは誰にも慣れず、Sさんの片思いは続いた。ミーコは元気になった途端に逃亡。ホームの周りを彷徨いてるけど寄って来ようとはせず、結局野良猫に逆戻りした。

Sさんは、とても可愛い可愛い(年上に失礼になるかもしれないが)97歳のおばあちゃん。夜中じゅう『誰と話してるの?」って聞きたくなるくらい大声で話して、他の入居者さんの幻覚の原因までつくってしまっていた。「高い肉よ、安い肉はたべれんけん。」「そうねぇ、私も着物ば縫わんばいかんもんね」等、話し続け、その後は「123.....17....56.56.41』と50を超すと必ずしくじっていた。夜勤で一人でも、Sさんが話すのを聞いてると寂しくなかった。一緒に商店街に行った時は、いろんな店の店員さんが『Sさん!」と出て来て再会を喜んでくれていた。優しくて、朗らかな人だから、やっぱり昔からみんなに好かれてたんだなって思った。

肺炎でターミナルケアに入ったって聞いたけど、Sさんなら大丈夫!!肺炎なんかに負けないで元気になって下さい!!あんなに仲良しだったけど、私の事忘れてるよね?病気だから、仕方ない。でも、また絶対会いに行くから、待っててくださいね。
今日も1日無事に終わってありがとう。昼食担当でCOOKPADで見つけた高野豆腐の照り焼きをしてみたけど、ちょっと辛かった...でも、皆さん美味しい美味しいって食べて下さって感謝です。
 
ケアマネ試験まであとひと月もないのに、なかなかエンジンがかからない。
cityvilleばっかりしてるし、ワンピースは手放せないし。でも、今年落ちちゃったら、法改正もあるからややこしくなる!!エンジン掛けて頑張らないと!!!!
どこの施設でも頭を悩まし、胸を苦しめるのが帰宅要求。夜勤者1人の対応となる事が多く十分な対応も出来ない事も多く、朝方まで続く事もある。うちのホームでは仲良し二人組でのほぼ毎晩の帰るコール。二人で組めばアイデアも2倍、思いも2倍。こんな所から??という場所から脱出を試みる。この帰宅要求の為に職員にギブアップ者が二人も出る結果となった。だけど、私は帰宅要求は当たり前の話だと思っている。私だって早く家に帰ってゆっくりしたい。しないといけない事もある。認知症の人だから「帰宅要求」『問題行動』と捉えられてしまいがちだが、ほとんどの人間がもっている帰属願望という当たり前の思いだと思う。だから、帰宅要求は大歓迎!!とまでは、対応の厳しさを知っている介護者として言えないのだが、「薬を使って落ち着いてもらおう」「無視して諦めるのを待とう」なんていう考え方には断固反対したい!!!他に入居者さんが居て、排泄介助やらオムツ交換やらする事は沢山あるけれど「じゃあ仕方ない。今日はここに泊まろう」ってその方が思ってくれるまで、自分が出来る限りやってみたい。和田さんのコメントに「帰宅要求を続けられる支援をしよう」って言葉があって、私は何だか気持ちが軽くなりました。人間として当たり前の要求を、謙虚に受け止めてジタバタ介護していきたいです。