揺れがおさまるとすぐにMをどかし、倒れかけたテレビとパソコンを元に戻し、床で逆さまに落ちてる電子レンジを拾って元に戻しながら
震度いくつなんだろう?すぐ家に帰らなきゃ…
まだ話し終わってないよ!
そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!
私の頭は当時小4と小2の子供達のことでいっぱい…
役員をやってる私は緊急連絡網の先頭
早く家に帰らなきゃ…
Rさんから電話がくる前に部屋を出なきゃ…
そしてまた大きな余震
またMに覆い被される…
私の頭は大パニック
帰る!家に帰る!子供達迎えに行かなきゃ…
子供達という言葉にMの手がゆるむ…
その隙に起き上がるとギュッと強く抱きしめられながら
こんな中途半端なまま別れるの嫌だ!
もう一度ちゃんと話せる日作って!
とにかく一刻も早く帰りたい私は
分かった、約束する。だからごめん、今日は帰る!
玄関のドアを開けるとMもついてきて
絶対だよ!約束だよ!
私の腕を掴んで離そうとしない。
分かったから、離して!
手を振り払って外に出る。
ドアを締める時のMの悲しい目…
申し訳ない気持ちがこみ上げる…
今日来なければ良かったんだ…
会わなければ、Mが自分の気持ちを再確認することもなかったのに…
あんな悲しい目をさせることもなかったのに…
よく考えて来たつもりだったのに、人生初の大地震にあって、私の頭は大混乱&大後悔
自転車を必死にこいで、10分かからずに家に到着。
Mの部屋のように色んなものが落ちてるの覚悟していたけど、さほど荒れてない。
恐る恐る携帯を見ると着信履歴が何もない。
……あれ?Rさんが電話かけてこないなんておかしいな…
電話してみると全然繋がらない
ここでやっと電話が不通になってることに気づく
こりゃ緊急連絡網どころじゃない
すぐ学校行かなきゃ
急いで車に乗って走り出すと、近所のママさん達がオロオロしている…
とりあえず乗って!一緒に学校行こう!
学校に着くと寒空の中、校庭に集められた子供達はみんな不安でいっぱいな顔。。
娘は体育の最中だったようで、半袖短パンの体育着のまま震えてる
息子は今にも泣き出しそうな顔
なんて最悪な1日なの
近所の子供達も車に乗せて連れて帰り、家に帰ってテレビをつけると、東北の映像が
私の最悪だと思っていた1日より、もっともっと大変な人がたくさんいることを知って、愕然としたのでした。