広告代理店社長が出勤すると、誰もいない(汗)。
ショックを受ける社長だったが、個室にこもってどうやら「CM研究会」というものを行っているのに気付いて喜ぶ。
しかし、実際はごろんと横になってテレビ番組を眺めているだけ。
その間に流れるCMになると、勉強モードというお気楽さ。
暇な飛田松五郎はコマちゃんを見るたび、スケベ心丸出しになるのだが。
社長がその真実を知って嘆き悲しんでいると、消極的な営業マンのせいだと言い返すのだった。
営業マンは、みんなに問い詰められショックを受けて、救急車に運ばれる。
実業之日本社「週刊漫画サンデー」1971年・初出。
(講談社「石ノ森章太郎デジタル大全」より「CMコマちゃん(1)」から)