《70-14 スター誕生の巻②》
鼻の下を伸ばした石油会社社長と、アイドルの卵との密会。
これを隠し撮りし、ゆする男たち。
スター誕生のために、お金は必要なのだ。
作曲家のお気に入りになるように弟子入り。
異性の作曲家を夢中にさせることは、簡単だった。
彼女のために売れる歌を作り出した。
その上、新聞、テレビ、ラジオとマスコミに新曲と金を握らせ、星空ヒカルを売り出す飛田松五郎たち。
「くやしいけど未経験(しらないの)」
レコードのタイトルは、未経験をしらないと読ます荒業。
なんて刺激的なタイトルなんだ!(汗)
小学館「週刊少年サンデー」1970年頃・初出。
(講談社「石ノ森章太郎デジタル大全」より「CM野郎」から)