《指令No.32 HARD BOILD》
ハードボイルドときくと、ついつい仮面ライダーWを思い出してしまいますが(汗)。
009ノ1の仲間のスパイが、正体不明の殺し屋に狙われ4人も殺された。
ボスもそろそろ本気を出さなければと、009ノ1に殺し屋を見つけ出す指令を告げた。
彼女自身も狙われている可能があるが、それゆえ殺し屋に巡り合えるチャンスがあるということだ。
彼女が囮になり、相手の正体を探る。
弾が当たる前の音を感知することでかすり傷ですんだのだ。
彼の名前はMr.エッグ。
姿も卵のような男だが、狙撃の訓練も卵で行う変わったやつだ。
すぐに009ノ1が生きていると、判明しプライドを傷つけられた殺し屋は、再び彼女を狙撃する。
だが、見事にかわされどうしてもなぜそのようなことが出来るのか知りたがった。
イヤリングが感知する装置だとウソをついた009ノ1。
だが、すぐにそのウソをばらす彼女。
男のハードボイルドは偽物で、本物は私だとその男をクールに殺すのだった。
双葉社「週刊漫画アクション」1969年11月27日号・初出。
(講談社「石ノ森章太郎デジタル大全」より「009ノ1(5)」から)