(創作)料理人のつぶやき美味しい料理は、器にのってはじめて完成品である。鍋の中でほったらかしにしてたら、腐ってしまう。料理人の自分は、鍋に火を加えるが自分の料理を必要としてくれるものが今はいない。後は焦げ付くだけなのか。だけど、料理を作っていなければ腕も鈍る。ふと、自分の作った料理をスプーンですくってみた。少ししょっぱい気がした。涙でも入ったかな?だけど、これで料理を無駄にしなくてすむ。体重が増加してもいい。器という大舞台に立てなかったとしても、こうして誰かがきっとすくってくれるはずだ。(終わり)