(創作)フルーツバスケット | ネムリ・モヤのブログ

ネムリ・モヤのブログ

アートと旅と食を愛す孤高の仮面ライダー好き女

強欲な鬼がおりました。

その鬼は、特に果物が大好物だったらしい。

(すべての果物を、手に入れたいものだ。)

そこで、果物たちにゲームを申し込んだのである。

鬼は、円状に椅子を並べ彼らに座るようにうながした。

名前を呼ばれたものは、立ち上がって別の椅子に座り直さなければならない。

隣の椅子は、ダメだという。

椅子は少しずつ、減らされていきました。

桃とレモンとみかん、彼らは椅子を無くしてしまったのです。

「岡山くんと広島くん、そして愛媛くんはゲームが下手だな」

彼らは、フルーツを奪われ別の名前で呼ばれていました。

(次は、さくらんぼでももらおうかな?)

次は、山形くんが狙われそうです。(終わり)