スポーツモノの小説、好き❤️かもです。

表紙の絵の女の子が可愛い。

いつもながらネタバレすいません。




前回(2022年4月11日)に読んだ



三浦しをん

風が強く吹いている



と比べても面白いかもです。


ザックリした違いは前者は主人公は女で個人競技。

後者の主人公は男で団体競技。


今回のウィメンズマラソンのあらすじ、岸峰子はあと少しでオリンピック代表の所で、妊娠してしまい、出産を選ぶ。

そして、全てをかけて次のオリンピック代表を狙う。

最後の方、突き放してたようだった監督が実は峰子をすごく心配して応援していてほろっとしました。


女子選手と監督の関係って、恋愛に似たような関係の事例が多いのを不思議に思ってました。


この作品でも主人公と監督の特別な関係が描かれてます。妊娠の相手じゃないんですけどね。

選手同士の監督をめぐる嫉妬感情とか。


選手の目標は競技での勝利と監督に認められること。場合によっては、競技での結果がどうあれ、監督に認められさえしたらいい、という場合もありそう。


ずっとなんなん!?この関係!!


て思ってましたが、この本を読んで自分なりに想像しました。私はそういう関係になったことないですので。


トップを目指す女子選手は、練習以外にも、食事、休憩の仕方、何もかも監督のいいなりになる方が競技はうまくいきやすい。


反対に監督は選手の状態を細かく観察できた方が上手く指導しやすいし、結果的に選手の成績もあがる。


こういうことを双方が無意識のうちにやってると恋愛ぽくなるのかもしれない。


もうひとつ、トップを狙う選手は孤独になる。

そんな時寄り添ってくれるのは監督だけになるのでしょう。


私もボディーボードで、ティーチャーくまの教えてくれたことを守って二ヶ月間、真剣に練習して、今回、くまの前で乗ったら、本当に真面目に練習したのがわかる!

と言われて、人によっては「私のことを理解してくれた!」とかなるのかも。

私はトップは狙ってないからならないし、くまもたぶん、他の人とそういう関係になったこと、なさそう(笑)


たぶん、くまは奥様とそれに近い関係なのかも。奥様もプロボディーボーダーなので。


会話の中によく奥様が出てきて仲がいいのがわかります。




とまあ、長くなりました。

本って経験したことのないことを想像できるから楽しいですね!


ではでは!