カムウツシの男性は
風景を見せてくれた。
 
・・・・・・・・・
 
 
「あなたのイク」
 
あなたは、全身、性感帯化してしまったようだ。
 
特に、指先から感じてしまう。
 
なぜか、僕の乳首を愛撫する時、なにかを感じるのか?
次第次第に高まっていく。
 
頃合いを見計らい、
あなたの乳房に触れる。
軽く乳首をタッチし、時に乳房を揉みほぐす。
 
微かに声が漏れ始め、
高まりが、うねりとなる。
 
そして、あっという間の絶頂を迎えた。
 
挿入という行為なしに、イク。
 
セックスの中にうもれていった。
 
・・・・・・
 
カタカムナの性と付け加えられている。
 
出会った頃
ここ、カタカムナの性を目指していたんだ。
 
目指すセックスが
挿入なしのエクスタシーだったのか。
 
指先から感じてしまう。
 
伝えたわけでもないけれど
こんなにも察してくれることに
嬉しく思う。
 
セックスの中にうもれていった・・・
 
肉体同士のつながりでありながら
いつの間にか
そこに流れるエネルギーを
感じ取ろうとしていた。
 
それは
エクスタシーの中に
埋もれていく。
 
アマウツシの男性は
ずっとイカないことを
私には察しさせないくらいに
スマートだった。
 
が、埋もれていくことで
イキそうになる。
 
感じることで
新しい扉がどんどん開いていく。
 
その背景には
カムウツシの男性が
私の感じるパターンを
分析してくれている。
 
繰り返されるパターン。
 
平面上をグルグルするのではなく
螺旋にグルグルと昇り導いてくれている。
 
そこにはカムウツシの男性からの
溢れるほどの愛が伝わっているから
昇ることが怖くない。