駅周辺のまちづくり定光寺駅について・・・
定光寺駅は、1920年に定光寺仮停車場に昇格し旅客営業が始まりました。
現在の駅舎は63年が経過しており、近隣の公衆トイレはくみ取り式であります。
以前は観光地として栄えましたが、ここ10年間の推移をみて、1日の常用利用者数は50人~70人となっております。
近隣では、2009年2月に「愛岐トンネル群」として近代化産業遺産に認定され一般公開の日には、多数の来場者でにぎわっております。こちらも、歴史的に価値のあるものとして盛り上がってほしい事と感じます。また花見や紅葉のシーズンには、定光寺公園へお出かけの方も増えて、賑わいがあります。
定光寺駅は景観も良く、素晴らしい所ではありますが、設置されている場所が庄内川沿いで、道幅も狭く、車一台が行き来できるのが、やっとな場所であり、駅まで送迎するにも折り返しが出来なく困難です。また自転車で通うにも駐輪場を整備出来るスペースもありません。道を広げるにも岩場でほぼ不可能であり、駅舎は階段84段上の高台に位置し、階段や壁面は所どころに亀裂があり老朽化も目立ちます。近くの高齢の方も階段を上がるのが困難で、利用が出来ないという声も耳にします。
また周辺道路は電灯も少なく夜1人歩きするのも物騒な感じがします。
そういった点から常時利用者が少ない現状にありますが、本来地図で位置確認しても、玉野台の端から600mほどの距離にありながら、利用されているのはほんの一部です。
また東高蔵寺ニュータウンの押沢台端からみても直線距離800mです。
この駅がもっと利用できれば、東高蔵寺ニュータウンの方、押沢台、木附町、玉野町、玉野台、外之原の約9000人の日常の足としても大きく利便性の上げる事となります。
駅は、市民の大切な足を支える財産であり、まちづくりを進めるにあたりかけがえのない物であります。20年以上この駅をみておりますが、この財産を生かせ切れていない事は、不憫に感じます。
定光寺駅についてどのようにお考えかお伺いします。