駅周辺のまちづくりについて                  

近年の名古屋駅周辺は、名古屋駅前三大プロジェクトとして大名古屋ビルヂング、JRタワー名古屋、JRゲートタワーの200メートル近い高層ビル建設が進められており、更にはささしま地区のグローバルゲート、そして名駅再開発計画として名鉄百貨店等の4棟建て替え計画など中部地区の拠点として著しい発展をとげようとしています。

そしてリニア中央新幹線の建設も始まろうとしており、2027年の東京~名古屋間の開通がされた際には、今までは1時間40分かかっていたのが、40分と大きく短縮されます。また近年中部国際空港、県営名古屋空港とのアクセスも良くなり、名古屋駅から県営名古屋空港へバスで18分で行く事ができ、勝川駅からも18分とアクセスも良く、名古屋空港から九州、東北の7都市を結び、空と陸との交通・輸送ネットワークが充実しております。ビジネス、観光においても便利で身近になっております。

また愛知県は、自動車産業を中心とした幅広い産業が集積しており、35年以上製造品出荷額が連続日本一となるなど世界有数のモノづくり拠点を形成しており、今後も自動車産業、航空宇宙産業そしてITロボット産業などの先端技術産業の発展が期待されております。

現代は、人口減少時代でありますが、愛知県においても春日井市においても人口の増加がみられております。中心市街地から40km範囲内は、人口減少の少ない地域とされており、我が春日井市においても名古屋駅までの距離が近い事から、まだ当面は住宅都市として維持、微増する事が考えられます。

春日井市民の多くは、名古屋や近郊市町へ通勤、通学の足として公共電車を利用しており、昨年JRの一日あたりの平均利用者数は約65000人となっております。

春日井市のお住まいの方31万人のうち多くの方が毎日利用をしている事となります。

多くの市民の方が利用する駅は、道路と公園等と同様に極めて公共性の高い性格を有しており、魅力的で持続可能なまちづくりを進めるうえで、とても重要であり、駅は生活の足、交流拠点としても積極的な公共からの支援が必要であると感じます

これまで春日井市においては、西の玄関口として、勝川駅周辺の整備を行いました。豊かな交流の場としての市街地整備、安心して暮らせる市街地環境整備、都市生活を支える親しみのもてる商店街の形成を目標に整備がされ見違えるように良くなりました。神領駅についても橋上化され、南北の行き来が出来るようになり、大変便利になりました。

現在、春日井駅においても、駅舎の橋上化と南北自由通路の設置、駅前再開発整備が進められており、こちらも期待するところです。

多くの春日井市民の方が、毎日利用する駅とその周辺整備は、利便性を上げる重要施策であり、今まで春日井市として進めてきた整備は大変有意義であると感じます。

今回テーマにあげている高蔵寺駅については

JR東海と愛知環状鉄道の乗り入れ駅であり、名古屋駅までは、距離にして24km、所要時間25分となっており、昨年のJR高蔵寺駅の1日平均の利用者数は約2万人となっております。

また愛知環状鉄道は、瀬戸、豊田、岡崎をつないでおり、愛知環状鉄道をご利用されている方は1日平均約5000人の方が常時利用されております。

また高蔵寺駅南口には、大曽根駅方面から名古屋ガイドウェイバス志段味線の乗り入れもされており、今後は、守山志段味地区の区画整理による人口増加が見込まれており、利用者が増える事が予想されております。

その他周辺には近隣大学のスクールバスの停留所も設けられており、毎日多くの大学生も利用をしております。

中間拠点駅として、ますます駅周辺の整備も重要となってくる事と感じます。

第5次総合計画の基本施策で、駅周辺の拠点性を高め、駅周辺の賑わいづくりが示されておりますが、なかなか進められていない現状にあります。

また北口は、バスロータリーがあり、高蔵寺ニュータウンやその周辺地域の窓口であり、毎日多くの方が乗り降りする場となっております。

また北口近くには、徳洲会病院も移設され、近年高蔵寺駅周辺も変化をとげようとしております。

今後は、南側利用者数が増える事と、北側のニュータウンとその周辺の再生の為にも、高蔵寺駅周辺の利便性を上げる事が、必要となってきていると感じます。

高蔵寺駅周辺整備についてどのようにお考えか伺います。